レアルのマルセロ photo/Getty Images

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世界最高の左サイドバックと言われた時期もあったが、その頃の姿はもう消えてしまったのだろうか。

レアル・マドリードDFマルセロの立場は苦しいものとなってきている。

昨夏に加わったフランス代表DFフェルランド・メンディとはポジションを争うライバルとなったが、ここまではメンディがリードしている。大きな違いは守備の安定感にあり、メンディの方が左サイドバックとしての守備は安定している。

マルセロは17日のカディス戦で先発の機会を与えられたが、試合は0−1で敗北。マルセロのパフォーマンスも不十分と指摘されることになり、32歳の元世界最高レフトバックの評価はどんどん厳しいものになってきている。

それに追い打ちをかけるように、スペイン『MARCA』はマルセロのスタメン出場はやめるべきとの主張を展開している。マルセロだけの責任ではないが、マルセロ先発時の勝率が伸びないのだ。

2018−19シーズンから数えると、マルセロが先発したゲームは55試合。そのうち勝利したのは30試合で、勝率は54%に留まる。迷走した2018−19シーズンの成績が勝率の足を引っ張っているとはいえ、銀河系軍団としては寂しい勝率だ。

一方でマルセロのバックアッパーを務めていたセルヒオ・レギロンは同期間で68%、昨夏加入のメンディはレアルで69%の勝率を残している。試合数に差があるものの、同メディアはマルセロよりメンディをスタートさせることがリーグタイトル防衛へ最善の策と結論付けている。

何よりメンディの場合、先発したリーガ・エスパニョーラのゲームで未だ負けが1つもない。昨季のレアルはリーグ戦でマジョルカ、レバンテ、レアル・ベティスに敗れているが、いずれも先発したのはマルセロだった。

マルセロの守備がややルーズであることは若い頃から指摘されていたが、それを圧倒的な攻撃力でカバーしてきた。しかし今のレアルは堅守が1つの武器となっており、マルセロの攻撃力よりメンディの堅実性が優先されているところがある。

32歳となったマルセロは世界トップレベルのサイドバックではなくなってしまったのか。カディスに敗れたことで、さらにメンディとの評価に差がついてしまった。