ウガンダで保護団体により飼育・保護されているサンゼンコウ(パンゴリン)、参考写真(GettyImages)

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アフリカに駐在する中国人従業員による野生動物の奪取が問題になっている。最近、コンゴ駐在の中国国営企業の従業員による5匹のセンザンコウ(英名パンゴリン)を捕獲する映像が、動画共有サービス・ティックトック(TikTok)に出回った。動画は検閲対象となり、まもなく削除された。

ベテラン野生動物保護活動家の調査によると、このコンゴにおける野生動物の映像は、中国国営企業である華剛鉱業の中国人従業員によって、同社の閉鎖管理区域で行われた。

問題の動画をシェアした人物は、ラジオ・フリー・アジアの取材に応じた。この人物によれば、動画を撮影したのは、華剛鉱業のパートナーである雲南堅基建築公司のプロジェクトリーダーだという。また、この人物は同僚と一緒に地元の野生のセンザンコウを捕獲して、食べたことを認めている。

華剛鉱業と提携する企業の筆頭株主は、同じく中国国営企業の中国鉄道。第3位の株主もまた、国営の中国電力建設集団となっている。

国際自然保護連合(IUCN)によれば、センザンコウは「世界で最も非合法で取引されている哺乳類」である。古くから、中国やアフリカで食肉用や魔除け、漢方薬に使用されてきた。2016年、絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引に関する条約にもとづき、同目8種が保護対象になり、国際取引が禁止された。しかし、密猟問題が絶えない。

ベテラン野生動物保護活動家である邵さんはラジオ・フリー・アジアに対し、中国鉄道グループが希少な野生生物をめぐる問題に取り組んでいないと指摘した。邵さんは昨年も、同グループによるアフリカでのセンザンコウ盗食行為を暴露した。

今回の騒動でも、華剛鉱業は関係者に動画の投稿を削除するよう圧力をかけることだったという。

センザンコウのうろこは、漢方薬の材料として闇取引されている。邵氏は、「現地の中国人たちは、センザンコウをほとんど獲り尽くした」と指摘した。

動物保護団体による昨年のアフリカでの調査によると、現地駐在の中国人はセンザンコウを捕獲して食べているのは「普遍的」であるという。

ラジオ・フリー・アジアの記者は、問題の動画を撮影した雲南堅基建築の責任者や、華剛鉱業の北京事務所へ何度も電話をかけたが、回答を得られなかった。

近年、中国政府は国営企業を通じた海外投資戦略「走出去」を加速させている。特に、アフリカでの鉱業資源の開発への大規模な投資している。同時に、中国企業による環境への深刻な被害に対する国際的な懸念を引き起こしている。

(大紀元日本語ウェブ)