中国のポータルサイトに、かつて一世を風靡した日本の家電製品が中国で売れなくなって理由について「衰退するのも必然だ」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に19日、かつて一世を風靡した日本の家電製品が中国で売れなくなって理由について「衰退するのも必然だ」とする記事が掲載された。

 記事は、数年前までは家電製品の購入にあたり、多くの消費者が日本製品を第一候補に挙げたと紹介。特に電気炊飯器や温水洗浄便座は中国人による日本製品の「爆買い」の象徴として扱われたことを伝えた。一方で、2018年ごろからは中国で日本の家電製品があまり売れなくなってきたとし、その理由について論じている。

 まず、中国の消費者が様々な機能を求めているのに対し、日本の製品がカバーしきれなくなった点に言及。2010年ごろであれば、電気炊飯器はおいしいご飯が炊けることこそが最大のセールスポイントだったのに対し、現在ではおいしく炊けるだけでなくインターネットに対応していることを多くの中国の消費者が求めていると伝えた。

 そして、日本では現状で中国ほどIoTが浸透しておらず、仮にIoT対応の製品をたくさん作ったとしても自国消費者の支持が得られないため、日本のメーカーは積極的にIoT対応製品を作らないのだと説明。「現在の日本の製品は、10年前の製品と代り映えがなく、製品のイノベーションが著しく不足している。中国のユーザーによる複雑なニーズをそもそも満たせなくなっているのだ」と評した。

 日本の家電製品の質が落ちたわけではないものの、中国でネット社会が急速に発展したことで、今や「日本のユーザーが好むものが、必ずしも中国人に好かれない」という状況が生じているのだ、と記事は説明している。

 また、別の大きな理由として、日本の家電製品の価格がどんどん高くなっていること、そして中国製品の品質が以前に比べて大きく向上していることを指摘。家電製品を選ぶ際に、わざわざ日本製品を選ぶ必要がなくなったのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)