TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。10月12日(月)のお客様は、フリーアナウンサーの笠井信輔さんと俳優の柿澤勇人さん。柿澤さんが、身近な人たちの死を乗り越えて、舞台出演を決めた経緯を語ります。
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(左から)柿澤勇人さん、笠井信輔さん



◆“自殺”を題材にした舞台への出演依頼が来て…

笠井:(柿澤さんが主演の10月31日(土)から始まる、鴻上尚史さん作・演出の舞台)「ハルシオン・デイズ 2020」は確か、死を望む人たちの話だったよね。

柿澤:そうです。物語の入り口は、自死を考えた3人が集まって、楽しく逝きたいから、じゃあまず焼肉を食べましょうとか、ゲーム買いましょうとか、いろんなくだらないこととかを考え始めたりしていく話で、全然暗い話じゃないんです。

字面で見ると重たいのかなって思うかもしれないですけど、やってみると笑えるし、テンポもいいですし爽快感もあって、もちろん生きるとか死ぬことに対しては考えさせられるし、僕らも劇中でいろいろ考えて、悩んで、っていうのはあるんですけど、終わった頃には「俺、明日から生きてみよう、楽しく生きよう」と前向きな気持ちになれるんです。

笠井:そこはさすが鴻上さん。それ、大事だな。やっぱりこのところ、芸能界で亡くなった人が続いたじゃない? だから、僕も考えちゃうんですよ。全員、知り合いだし。だから、余計に考えるでしょう? だって同じ職業なんだから。

柿澤:本当にそうなんですよ。僕の近しい友達も死んじゃったから。この芝居が始まる前に、鴻上さんから話をいただいたときに「僕、ちょっとしんどいかもしれない」と打ち明けたんですよ。

そうしたら、「いや、かっきー。そうじゃなくて、僕はこの作品を通して“生きろ、死んじゃダメだ”っていうメッセージをとにかくぶつけたいんだ、もっとポジティブなことを言いたいんだ」っていうふうに言ってくれて。それで背中を押してもらった感じです。

笠井:そうなんだ。今、(コロナ禍で)本当に世の中の多くの人がお仕事で苦労しているじゃない。だから、そういうなかで俳優のみなさんもやっぱり活躍の場が本当になくなっちゃって……やっぱり落ち込んだ?

柿澤:落ち込みましたよ。芝居がなくなった、イベントもなくなった。で、とにかく家にいるという状況で。芝居やイベントは不要不急じゃないけど、衣食住には関係ねぇだろうっていう意見も見たり聞いたりしたから。

笠井:自分たちの仕事の意義というものを見つめちゃうよね。大事なんだけどね、エンタメというものは。

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……
10月19日(月)西野七瀬さん×ハリセンボン近藤春菜さん
10月20日(火)堺雅人さん×東京03
10月21日(水)佐藤健さん×川村元気さん
10月22日(木)中井貴一さん×大根仁さん
がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/