『ER』プロデューサーによる新作ドラマの主役はライフガード!

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1994年から15シーズンにわたり米NBCで放送された大ヒット医療ドラマ『ER 緊急救命室』。同作で製作総指揮・脚本・監督を務めたジョン・ウェルズが、米HBO Maxでライフガードを主人公にした新作ドラマを手掛けることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『ER』を大ヒットさせたウェルズが製作する新作ドラマ『Ke Nui Road(原題)』の舞台は、ハワイはオアフ島のノースショア。エリートのライフガードたちと、彼らがジュニア・ライフガード・プログラムで指導するティーンエイジャーや若者との関係が語られ、そのプログラムでは美と危険、葛藤、アロハの精神が体現され、現代のハワイと海を中心に描かれるとのこと。

米ABCの犯罪捜査ドラマ『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』や米TNTの犯罪ドラマ『Animal Kingdom(原題)』でペンを執ったマット・ケスターが脚本を執筆。ウェルズとケスター、エリン・ジョントウ(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)が製作総指揮を担う。

これまでにウェルズは『ER』のほか、NYを舞台に警官・消防士・救命士の活躍を描く『サード・ウォッチ』でクリエイターを務め、政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』や警官ドラマ『サウスランド』をプロデュース。ハチャメチャな一家を描くコメディドラマ『シェイムレス』でも指揮を執っている。

そんなウェルズはこの度、HBO Maxにて『Ke Nui Road』とともに、2018年に出版されたマイケル・ベネットとデイヴ・ジリンによる著書「Things That Make White People Uncomfortable(原題)」にインスパイアされた同名のアンソロジーシリーズも製作することが発表された。

本シリーズは、「白人に気まずい思いをさせる」ことを目標にシーズンごとにテーマが決められる。シーズン1のトピックは「白人リベラル思考の危険性」となり、白人のリベラル思考がアメリカ社会に対していかに影響を与えているかを一話ごとに検証していくという。

『ER』で病院における命のやり取りを描いたウェルズが、ハワイの海を舞台にした『Ke Nui Road』で生死をめぐる物語をどう綴るのか、楽しみだ。同作のキャストなどの情報が入り次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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『ER 緊急救命室』
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