沖縄そば(1,200円)/(C)KADOKAWA 撮影/奥西淳二

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都内の人気ラーメン店が、「ラーメンWalker東京2021」(発売中)の読者のために、月に1回ずつ限定麺を出す「プレミアム限定麺」がついにスタート! 今回のテーマは「インスパイア」。各店主の思い入れの深いものや、作ってみたかったラーメンを、各自のアイデアも入れながら作り上げていく。1回目の2020年10月は、「ラーメンWalkerグランプリ2020」で総合3位に輝いた「麺や 七彩 八丁堀店」が挑む。

店内は、天井が高く、座席もゆったりと配置されているので居心地がよい

■【2020年10月17日(土)〜19(月)実施】木灰汁の本格麺で味わう!

沖縄そば(1,200円)。食べられるのは2020年10月17日(土)〜19日(月)。1日10杯限定。

注文が入ってから麺を伸ばして切って行くという独自スタイルで人気を誇る「麺や 七彩」が作るのは「沖縄そば」。10月17日(土)が「沖縄そばの日」ということに着目し、また以前に「沖縄そば」を「食堂七彩」(都立家政)のある鷺宮で行った「エイサー祭り」というイベントで1日だけ作ったことがあったことから、今回さらにブラッシュアップを重ね、限定麺として発売することになった。

今回の沖縄そばで「麺や 七彩」がこだわったのは、やはり麺。今では本場の沖縄でも少なくなった木灰汁(もくあく)を使用。木灰汁とは、木の灰を水に浸してできる、上澄みの液のこと。それを粉に混ぜて麺を打つのが伝統的な沖縄そばで、それを再現する。ただし、沖縄では麺は茹で置きをするが、今回は「麺や 七彩」らしく打ち立ての麺で提供をしていく。

スープは、豚の背ガラやカツオ節に泡盛を入れた、こちらも本格仕様。すっきりとしながらもクリーミーな味わいで、体の中にすっと入ってくる優しい味わに仕上がっている。

また、トッピングにのる紅生姜は、梅酢を漬け込んで作る自家製。このために作るもので、程よい辛味がいいアクセントになる。

ほかにも、皮付きの豚バラチャーシュー、無添加のカマボコなど「麺や 七彩」らしいこだわりが満載だ。

店主の藤井さんは、阪田博昭さんと共同経営として都立家政で「麺や 七彩」(現在は「食堂 七彩」)を立ち上げ。「麺や 七彩」は、東京駅の「東京ラーメンストリート」へ移転し、その後現在の八丁堀へ。今も丸の内など周辺界隈で働くサラリーマンや、わざわざ食べに来るラーメン好きなどに愛されている店で、藤井さんの打つ麺に魅了されている。

注文ごとに打つ麺は、今回は特別なもの。厨房の一番入口側が製麺の場所になるので、近くに座ることができたら、じっくりとその職人技を楽しもう。

【実施日】2020年10月17日(土)〜19日(月)

【麺や 七彩 八丁堀店】住所:東京都中央区八丁堀2-13-2 電話:03・5566・9355 時間:11:00〜15:00、17:00〜22:00、土曜、日曜、祝日11:00〜15:00、17:00〜21:00(各LO) 休み:第3火曜 席数:昼11席、夜10席(カウンターのみ)※禁煙 駐車場:なし 交通アクセス:JR京葉線、東京メトロ日比谷線八丁堀駅A5出口より徒歩5分

※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker東京2021」が必要です。食券購入時または注文時に店舗スタッフに提示してください(1人1冊、電子版は限定麺の画面を見せてください)

【ラーメンWalker東京2021プレミアム限定麺参加店舗】2020年10月「麺や 七彩 八丁堀店」、11月「町田汁場 しおらーめん 進化 本店」、12月「onisobafujiya〜PREMIUM〜」、2021年1月「陽はまたのぼる」、2月「海老丸らーめん」、3月「柴崎亭」、4月「らーめん 藪づか」、5月「煮干そば 流。」、6月「麺屋 六感堂 Rock'anDo」、7月「中華そば ムタヒロ 本店」

【取材・文=瀧本充広、撮影=奥西淳二】