寄付は自発的にすることがあるのに、納税するのは気が重いなんて人もいるのではないでしょうか。

理由のひとつに、税金がどう使われているのか把握できていない点が挙げられるかもしれません。

オーストラリアの納税申告書には支払った納税額の明細が記されており、その内訳が紹介されていました。

 

Tax Return in Australia gives you a breakdown of where your money went


払った税金(所得税)の合計は2190(豪)ドルで、その内訳は、
▼社会福祉費:846ドル
・高齢者:346ドル
・障害者:200ドル
・家族:196ドル
・失業者:60ドル
・その他:44ドル

▼医療:420ドル
▼防衛:203ドル
▼教育:183ドル
▼一般公共事業:105ドル
▼国の借金の利子:92ドル
▼交通と通信事業:50ドル
▼燃料とエネルギー:41ドル
▼産業補助:32ドル
▼海外への経済援助:30ドル
▼住宅:29ドル
▼消防や警察:28ドル
▼移民:21ドル
▼レクリエーションや文化:21ドル
▼その他の目的:89ドル

あなたの合計納税額:2190ドル

納税額に合わせて計算してあり、使い道がひと目でわかるようになっています。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●オーストラリアの税務署を称賛したい。

↑本当に、みんないつも税金については文句を言いたがるが、過去10年間のオーストラリア税務署がやってきたことは注目すべき。特にデジタルの領域でね。
現在ヨーロッパに住んでいて、まだ2018年の納税申告書を待っていることを思うと、どれだけオーストラリアの税務署が透明性を追求しているかを実感するよ。

↑わお、オーストラリア人としてそこまで良かったのを知らなかったよ。納税申告書を4週間以上待つとか考えられない。

↑オーストラリア税務署で働く者としては、ポジティブなフィードバックを聞けるのはうれしい。多くの人がまるで我々が税金を請求していると思いこんで、嫌われることもある。現在の長官は効率やサービスの合理化を追求し、効果を表し始めている。
払い戻しが7日以内に可能なことも努力の結果だよ。

●医療費がたったの420(豪)ドル(約3万8000円)だって!?

↑この人は2190ドル(約16万5000円)しか所得税を払っていないことを念頭に置くと、おそらく年収3万ドル(約316万円)くらい。
きっとパートタイムではないかと思われる。消費税は州に支払われる。州が医療ネットワークの大半を運営している。
それでもアメリカの人々に比べると、我々はずっと少ない医療費しか払っていない。

↑3万ドルの収入で2190ドルの所得税しかないの?

↑カナダのオンタリオは30万(カナダ)ドルの所得税は、2019年は2345ドルだった。英連邦王国では、税金は低所得者には妥当な金額だよ。

↑ニュージーランドではそうではないね。我々の所得税は同等の収入で3750ドルだね。

↑オーストラリアでは1万8200ドルまでは所得税がかからない壁があるが、ニュージーランドでは最初の1ドルの収入から税金がかかる。

●もしアメリカがこれを作ったら、教育の費用を見えるようにするために防衛費の帯が10ページに渡ることになる。

↑こんなラインである。
愛国心…………732,847,822,412
名誉……………348,910,747,122
正義で人でいること……………1,293,388,444,190

↑タリバンの攻撃……………5,829,264,910,365

↑共産圏への攻撃……………699,420,489

●自分(アメリカ人)は、オーストラリアとチェコの友人と集まった。3人とも収入の差は5000ドルくらい(自分が一番少ない)。3人とも似たような税金を払っている(自分が一番納税額が高い)
3人の中で医療がカバーされてなくて、月300ドルの医療保険に入らなくてはいけないのは自分だけ。

(投稿者)ヘイ、でも米軍がどんなにパワフルかを自慢できるよ。

●うぉう、うぉう、うぉう。オーストラリアは軍事に使う費用の2倍も医療に使っているの? いったい国民をを病気にして弱くしながら、どうやって周りを脅かすんだ?(嫌味)

(投稿者)防衛にそんなに使っているのはエミューのせい。

●ちなみにイギリスもこれをしているよ。


医療費のないアメリカ人を気の毒に思う声も多くありました。

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