画像は「ケロリンファン倶楽部」スクリーンショット

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鎮痛薬「ケロリン」で知られる富山めぐみ製薬は、ケロリン桶が複数の飲食店で酒類を提供する器などに利用されているとして、「速やかに食品衛生法上の食器に差し替え」を行うよう呼びかけている。

ケロリン桶は、富山めぐみ製薬が東京オリンピックの前年、1963年に湯桶に広告出稿を持ちかけられたことがキッカケで誕生。以来、ケロリン桶は全国の銭湯などに延べ250万個が納入され、現在ではグッズとしても展開、ロフトや東急ハンズなどで販売されている。

このケロリン桶について富山めぐみ製薬は、「食品衛生法上の食器ではない」ことから、「各種規格適合、溶出試験を行っておらず、 食器として利用する際の安全性が担保できません」と説明。食器として利用している店などに対して、「速やかに食品衛生法上の食器に差し替えていただけますよう、よろしくお願い申し上げます」と協力を求めている。

ある居酒屋では、レモンや氷の入った酎ハイなどをケロリン桶に入れて提供。別の居酒屋でも取っ手付きの片手桶で酒類を販売していた。