決勝ゴールを叩き出し、MOMに選出された植田。 写真:龍フェルケル

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 およそ1年ぶりとなる活動で、日本代表はカメルーンとスコアレスドローに終わった後、コートジボワールから1-0で2020年初白星を挙げた。

 ブラジル大手メディア『globo』の“日本通”であるチアゴ・ボンテンポ記者は、「攻撃の形がほとんど生み出されない生ぬるい試合だった。だがナオミチ・ウエダ(セルクル・ブルージュ)が後半アディショナルタイムにヘディングで得点を決め、最少得点差でのサムライブルーの勝利を確実にした」と伝え、選手たち一人ひとりに10点満点での評価と、寸評を綴っている。

 最高点は「7.0」を獲得したその植田で、マン・オブ・ザ・マッチにも選出された。寸評では「5分もフィールドにいなかったが、柴崎のクロスを完璧にヘディングして勝ち越しゴールを決めた。代表初ゴール。素晴らしい」と絶賛されている。

 また、次点の「6.5」がついたのは、吉田麻也、冨安健洋、室屋成、遠藤航、柴崎岳の5人だ。ダブルボランチを組んだ遠藤と柴崎は、前者が「日本の中盤に堅実さを与えた」、後者が「守備ではいくつかのミスも見られたが、前線にもよく姿を現わしていた」と評している。

 GKシュミット・ダニエルと左SB中山雄太は及第点の「6.0」。DF陣はカメルーン戦に続いて「安定感が抜群だった」としている。

 一方、振るわなかったのが攻撃陣だ。この試合で先発した伊東純也、久保建英、鎌田大地、鈴木武蔵には「5.5」。交代出場した南野拓実、原口元気にも同じ採点がついた(堂安律は出場時間が短いため評価なし)。
 

 注目された久保について、ボンテンポ記者は「フルメンバーの代表戦としては初、そしてコパ・アメリカでの経験を踏まえて3回目の左サイドに配置された。通常は中島翔哉が担っているポジションで、彼はチャンスの多くを逃し、期待通りのプレーというにはギャップがあった。才能は確かだが、まだまだだ」と評した。

 ちなみに、逆サイドで先発した伊東については「コートジボワールの守備に仕事を与えたが、単純なパスミスもあり、クロスはひどい出来」とやや辛口だった。

 森保一監督には、カメルーン戦の「5.5」を上回る「6.0」がついた。「先発を7人入れ替え、異なるポジションのプレーヤーをテストし、守備面では心強い結果を残した。ただ攻撃面ではそうはいかなかった。しかしながら、彼が率いたチームが、この親善マッチ2試合で打ち負かされなかったのは事実だ」と称えた。

 そして2試合通じての総括は、「森保監督はアフリカ勢をほぼ無力化した守備陣をはじめ、次につながる結果を手に、ホクホクとした気持ちで帰国できたろう」と綴っている。

 11月にはオーストリアでメキシコとの親善マッチが行なわれることも決まった。今回のオランダ遠征で評価を高めた守備陣と、やや期待外れだった攻撃陣がどのようなパフォーマンスを見せるのか、注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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