「いずれ自分が一番だと証明してやる」…無得点の鈴木武蔵、さらなる成長誓う

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 日本代表は13日に行われた国際親善試合でコートジボワール代表と対戦し、89分に途中出場したDF植田直通が後半アディショナルタイム1分に決勝ゴールを決めて1−0の勝利を収めた。

 オランダ遠征2戦目はFW鈴木武蔵が1トップに入った。FW岡崎慎司が負傷で代表不参加となり、FW大迫勇也もクラブの事情により途中離脱。残されたFW登録の鈴木にチャンスが巡ってきたが、73分までプレーしてノーゴールに終わった。

 鈴木は試合後のオンライン取材で「常に動き出しを意識して、相手にとって脅威になる場所に走ろうと意識して、何度かここに(ボールが)来ればというシーンはあった。ゴールできず残念ですけど、フィーリングは良かったので、続けてやっていきたい」と自身のパフォーマンスを振り返った。

 この試合では、マンチェスター・Uに所属するDFエリック・バイリーなど欧州でプレーするトップクラスの選手とマッチアップ。鈴木は「相手DFの感覚がすごく長けていた」と刺激を受けた。「トラップも何十センチという世界ですけど、そこを極めないといけない。トップの選手と対戦となったら、そこが一番大事になってくると思う。チームに帰って、またさらに得点を取れるように練習していきたいです」

 鈴木は8月にベルギー1部のベールスホットに完全移籍し、これまでリーグ戦5試合に出場し2ゴールを記録。欧州で新たな経験を積んでいる。「練習や試合で毎回屈強なセンターバックと対峙できますし、そのストロング、ウィークポイントを練習と試合の中でも見つけられている。短期間ですけど、動きではがせるシーンは絶対にあると、ベルギーで試合をしている中でも感じていたので、それが今日のゲームで生きたシーンはあったと思います」

 この2カ月、新たな環境で勝負している鈴木は精神面でも成長を遂げた。「今までは代表に来て、下手(したて)だったけど、海外で1人でやっていく中で、チーム内でもなかなか認めてもらえない時期もあった。自分を前面に出していかないと絶対に消えると思っている」

 だからこそ、鈴木は日本代表でも大迫や岡崎といった経験豊富な選手たちとのポジション争いにも貪欲に挑んでいく。「代表の練習でもどんどんアピールしていきたいし、試合になったらもちろんゴールだけを求めたいと思った。海外に来てよりハングリーになれた。今はまだ大迫選手に勝てなくても、いずれ絶対に自分が一番だと証明をしてやるという強い気持ちは今回代表に来てすごいあります」

 欧州初挑戦の今シーズンはまだ始まったばかり。「1年でさらに成長しないといけないと思いますし、ダラダラ1年を過ごすのではなく、毎試合、結果を求めて、考えて動いてということを繰り返しやっていきたい。1年経って周りから『成長したね』と言われるように頑張りたい」と鈴木はさらなる成長を誓った。