Sansanは10月13日、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」に営業戦略設計を支援する新機能「接点マップ」を追加したと発表した。新機能は、同社のデータ統括部門であるDSOC(Data Strategy & Operation Center)が研究・開発を行った。

今回、Sansanの正式な機能として追加された接点マップは、Sansan Labsで公開されていたアプリケーション「ABMダッシュボード3」がベースとなっており、同ダッシュボードはビジネス上の関係において、経済的関係性が人脈に反映されており、Sansanに記録されている名刺の交換履歴を研究することで関係性の濃淡が把握できるのではないかという、DSOCのR&Dメンバーの仮説のもと開発された。

人間関係の濃淡を客観的に可視化することができれば、属人的になりがちな人脈の管理が容易になり、成果につながる営業活動に貢献できると考え、正式な機能として追加することを決定した。

接点マップは自社と名刺交換相手企業との接点を部署・役職を軸として可視化できる機能であり、名刺交換の状況が部署・役職を軸に自動的にマッピングされ、関係性の深さが色の濃淡で示され、自社と相手交換相手企業との接点の濃さを把握することができるという。

マップに表示されている役職・部署を指定することで、社内の誰が該当者と名刺交換をしているのかを確認することもできるほか、カテゴリー化された部署名、役職名を用いているため、他企業との比較も容易としている。

人脈は客観的把握や定量化が困難なため管理が難しく、特に営業職においてはスキルも属人化していることが一般的となっており、これまで困難であった人脈の客観的把握が可能になることで、組織のメンバーが取引拡大や新規ビジネスの可能性を察知できるようになるという。

Sansan上の会社概要ページから、接点マップを選択することができる。接点マップを開くと、相手企業との名刺交換状況が部署・役職を軸に自動的にマッピングされており、色の濃淡で関係性の深さを直感的に把握することができる

マッピングされている接点をクリックすると部署・役職の該当者との名刺交換状況の詳細が確認できる

今後、DSOCは接点マップ以外にも自社社員の強みをキーワード化できる機能や、人脈情報に基づき部署の垣根を超えて協力可能なチームを可視化できる「バーチャル組織図」など、名刺データの分析・研究結果を活用し、さまざまな機能を開発していく考えだ。