新型コロナウイルスの影響で閉鎖中の南米ペルーのマチュピチュ遺跡(2020年6月15日撮影、資料写真)。(c)Percy HURTADO / AFP

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【AFP=時事】南米ペルーの観光名所、古代インカ(Inca)帝国の城塞(じょうさい)都市マチュピチュ(Machu Picchu)遺跡は、新型コロナウイルスの影響で3月から閉鎖されてきたが、このほど現地で足止めされている日本人男性一人のために特別に公開された。

 奈良県出身のボクシングトレーナー、片山慈英士(Jesse Katayama)さん(26)は、3月にペルーに入国。しかしマチュピチュへの入場券を購入したわずか数日後に公衆衛生上の緊急事態宣言が発令され、以来現地で足止めされていた。

 片山さんは現地紙の取材に、3日間だけ滞在する予定だったが、航空便のキャンセルと移動制限措置により、気が付けば何か月も過ぎていたと語っていた。

 片山さんの窮状は地元観光当局の元に届き、当局は片山さんだけのためにマチュピチュの閉鎖を解除し、訪問を特別に許可したという。

 片山さんは、他に誰の姿もないマチュピチュで撮影した自身の写真をインスタグラム(Instagram)に投稿。「閉鎖後、一番最初にマチュピチュ行った地球人は俺だぁぁぁぁぁ」とのコメントを添えた。

 また、フェイスブック(Facebook)に動画も投稿し、地元観光当局の計らいに感謝した。

 マチュピチュの再開は当初7月に予定されていたが、現在は来月まで延期されている。

 再開後の一日の入場者数は、新型コロナウイルスの流行以前の3割に当たる675人に制限され、入場者らには対人距離の確保が求められるという。

【翻訳編集】AFPBB News

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