BTSのオンラインコンサート(所属事務所提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

写真拡大 (全2枚)

【ソウル聯合ニュース】韓国兵務庁の牟鍾和(モ・ジョンファ)庁長は13日、国会国防委員会による国政監査で、韓国歌手として初めて米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を獲得した7人組男性グループBTS(防弾少年団)のように功績が著しい大衆芸能のアーティストについて、兵役延期が可能な年齢の上限を最大満30歳とすることを検討していると明らかにした。

 

 現行の兵役法によると、兵役延期は年齢で満30歳、期間で2年、回数で5回までできる。しかし、満30歳まで延期できるのは大学・大学院生、司法修習生、スポーツ分野で功績のある者に限られており、大衆芸能のアーティストたちは兵役延期のため、大学や大学院に入学するケースが多かった。

 牟氏は兵役延期対象者の推薦基準について、「国民のコンセンサスが得られなければならない」として、厳格で公平性のある基準を設けると強調した。

 これに先立ち、兵務庁は国政監査の業務報告資料で大衆文化芸術分野の優秀者の兵役延期などを柱とする兵役法改正を推進していると明らかにし、「大衆文化芸術活動を保障し、国家イメージを高める趣旨」と説明した。 

 

 これに関連し、与党「共に民主党」の田溶冀(チョン・ヨンギ)国会議員は先月、文化体育観光部長官が国威発揚に寄与したとして推薦した大衆芸能のアーティストの兵役時期を遅らせるなどの内容を盛り込んだ兵役法改正案を代表発議した。

 改正案が成立すれば、BTSメンバーの兵役免除は認められないが、延期は可能になる。