先発し、力投する西勇(撮影・田中太一)

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 「広島1−9阪神」(8日、マツダスタジアム)

 さすが鯉キラーだ。阪神先発の西勇輝投手が8回1失点で、9勝目を挙げた。打たせて取る投球が持ち味の西勇だが、今季初の2ケタ奪三振をマーク。相手打線に的を絞らせなかった。

 初回から三回までは無安打投球。四回に鈴木誠に遊撃内野安打で出塁を許したが、すぐさまけん制で一走・鈴木誠をアウトにした。

 相手スタメンの1番から9番まで全員から三振を奪うなど、広島打線を全く寄せ付けず。打たれる気配すら感じられない。まさにエースと呼ぶにふさわしい投球を展開し続けた。

 本職の投球だけでなく、バットでも力を発揮した。5点リードの六回無死一、三塁。押せ押せムードの中で西勇は右前適時打を放ち、打席の中でもファイティングポーズを崩さなかった。

 完封ペースの中で、八回に上本に左前適時打を許したことは悔やまれるが、最少失点でまとめた。

 広島との相性がいい西勇。この日に白星を挙げたことで、広島戦通算10勝目(17戦中、敗戦は1つ)をマーク。マツダでは通算して9戦負け無しの6勝目と抜群の安定感を誇っている。

 今年はコロナ禍のシーズンとなったが、3年連続7度目の規定投球回数達成。今季、奪三振数も100を越えた。