ほっほー。最終回の関東地区視聴率が、32.7%。瞬間最高視聴率は35.8%の大進撃! 大河ドラマが凹んでいる時に1人気を吐いた直樹。何が痛快だったといって、半沢を演じる堺雅人の見事な長ゼリフ。かつての『リーガル・ハイ』での早口言葉みたいなセリフ同様、完璧に体に入っているのは立派である。記憶力抜群なのだナ。
それと今回のハイライトは最後の記者会見シーンで、妖怪のような箕部幹事長(柄本明)の、左右非対称の歪んだひきつり顔だ。隠し口座の証拠を突きつけられ、就中、子飼いの操り人形だと思っていた国土交通大臣・白井亜希子(江口のりこ)が、半白眼で自分を睨みながら、「恥を知りなさい!」と怒鳴る場面。江口も名演技。
さらに笑っちゃったのは、児嶋一哉の議員秘書である。生放送の時に、監督がひょいと漏らした「演技が上手い」という誉め言葉に逆上(?)して、「そんなこと聞いていない」と目が泳いだ児嶋。よくよく見ると笠松(児嶋一哉)はスラリと背も高くていい男で、なるほど、お笑い系の彼を硬派の議員秘書に抜擢したのは、スタッフの慧眼だったなと感心したのである。
大和田重役(香川照之)と半沢との最後のやり取りは、如何にも続編のための伏線で、「おい、どこまでつけあがるのか」とからかいたかったが、面白いから許す。倍返しどころか、百倍返しどころか、千倍返しどころか、一万倍返しまでも頑張ってくれていいよ。(放送2020年9月27日21時〜)

(黄蘭)