今シーズンのTSGホッフェンハイムでもやはり、ベンヤミン・ヒュブナーの姿は開幕戦から見受けられていない。2016年に加入して開幕から参加を果たしていたシーズンは、2017/18シーズンのわずか1度切りだ。ただ移籍当初については、当時のナーゲルスマン監督のサッカーへの対応に苦労していたことが理由であったものの、ここ3年間の理由は全て負傷にある。

 2018/19シーズンの開幕戦前にヒュブナーは、夏季合宿中に頭部に強い打撃を受け、それから非常に長期間に渡って脳しんとうに悩まされ続けた。復帰したのはなんと12月14日のこと。そして2019/20シーズンでもほぼ同様に、練習中に首の部分に打撃を受けた結果、再び正常に動かせるようになるまでリーグ戦3試合で欠場。捕獲的に復帰したのは第5節のことである。

 そして今夏の準備期間では今度は頭部ではなく足。ドイツ杯初戦を直前に控えた練習で、関節胞と靭帯に損傷を抱えておりドイツ杯、さらにはリーグ戦2試合をすでに欠場。そして父ブルーノがSDを務める今回のフランクフルト戦でも、部分的にチーム練習参加を果たしているとはいえ厳しそうだ。

 ただホッフェンハイムでは先日、エルミン・ビチャクチッチが十字靭帯断裂のために長期離脱を余儀なくされているところであり、セバスチャン・ヘーネス監督としては左利きの主将、ベンヤミン・ヒュブナーの復帰を心待ちにしていることだろう。