コロナ禍の影響から、毎日会社へ出勤して働くという当たり前だった働き方の形が、テレワーク・リモートワークという新しい形に変化し始めた日本社会。それ以前から、2018年に働き方改革法案が成立するなど、働き過ぎと言われる日本人の働き方が問題視されはじめています。非常事態宣言まで発令されているのに、減少したとはいえ、主要ターミナル駅には通勤の人々でごった返す姿に、改めて日本人を感じた方も多いのでは!?

ヨーロッパでは長期間バカンスをとる習慣があることが知られていますが、アメリカの企業で働く山口慶明さん(@girlmeetsNG)とイタリア人の同僚とのやりとりの愉快なツイートが、話題になっています。おおらかな考え方のイタリア人に、衝撃を受けた日本の就業者たちのリツートが盛り上がりました。

※画像はイメージ


イタリア出身の同僚に「イタリアはみんな1ヶ月とかバカンス取っても会社が回るのがスゴイよね!」って言ったら、

「いや、ぜんぜん会社回ってないけどね笑。でもイタリア人全員が回ってない状態が当たり前だと思ってるから、それはもはや回っていると言えるのかも…」とか哲学的なことを言い出した。」

(@girlmeetsNGより引用)

同じように、海外で働いている方々からは同様の意見が多く投稿されています。

ドイツでさえも、夏休みを家族で過ごせるように、仕事を調整までしてあるとか。フランスはバカンスシーズンは社会が機能不全に陥っていても、それも織り込み済みで目くじらをたてる人はいないようです。また、仕事が回っていなくても生産性は日本より高いという意見も多く見られました。

山口さんにお話を聞いたところ、欧米人でも高額な報酬を得ている一部のエグゼクティブは日本人以上に働くそうです。でも、一般社員の働き方は、家族やプライベートより仕事を優先する人なんてほとんどいないとか。

今回のツイートは笑い話のつもりだったのに、日本人の働き方と比較したリプライが多く寄せられて、日頃から、自分たちの働き方はこれでいいのかと考えている人が多いと感じ、その反響の大きさに驚かれたそうです。皆さんはどう思いましたか?

イタリア出身の同僚に「イタリアはみんな1ヶ月とかバカンス取っても会社が回るのがスゴイよね!」って言ったら、「いや、ぜんぜん会社回ってないけどね笑。でもイタリア人全員が回ってない状態が当たり前だと思ってるから、それはもはや回っていると言えるのかも…」とか哲学的なことを言い出した。- 山口慶明????アメリカでなんとか生きてる (@girlmeetsNG) September 22, 2020