フランスの戦闘機「ラファール」(2006年7月11日撮影、資料写真)。(c) ALAIN JULIEN / AFP

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【AFP=時事】フランスの首都パリで30日、ごう音が鳴り響き、住民が一時パニックに陥る事態となった。原因についてパリ警察は、超音速で飛行した戦闘機のごう音「ソニックブーム」だったと明らかにした。

 軍当局によると、無線連絡が途絶えた旅客機を支援するため、戦闘機「ラファール(Rafale)」1機が超音速での飛行を許可され発進した。パリ警察はツイッター(Twitter)で、「パリとその近郊地域で非常に大きな騒音があった。これは爆発でなく超音速飛行中の戦闘機だった」と説明。市民に通報を控えるよう呼び掛けた。

 ごう音はパリ市内全域や郊外まで聞かれ、窓も揺れた。パリでは先週、風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)の元本社前で刃物による襲撃事件が発生したばかり。仏政府はこれをテロ行為としており、すでに神経をすり減らしていたパリ市民は一時混乱に陥った。

 パリ郊外ローラン・ギャロス(Roland Garros)で現在行われている全仏オープンテニス(French Open 2020)でもごう音が聞かれた。会場全体がごう音に包まれると、試合の最中だったスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)選手と対戦相手、ドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)選手は驚き、心配した様子で一時手を止めた。

 問題の旅客機の無線交信は復旧し、無事目的地に到着。戦闘機も帰投した。

【翻訳編集】AFPBB News

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