ドイツサッカー連盟はルードヴィヒ・アウグスティンソンへ、ツバを吐いたFCシャルケ04のオザン・カバクに対し、4試合の追加出場停止処分とする判断を下した。先週土曜日に行われたヴェルダー・ブレーメン戦での後半26分、カバクは自ら足をひっかけて転倒した相手DFに向かって唾を吐いていたことが、その後のテレビの映像にて確認されている。

 このことについて、ドイツサッカー連盟スポーツ裁判所では、「相手に対する暴行未遂であり、スポーツマンシップに反する行為」として、4試合の追加の出場停止処分と共に、1万5000ユーロの罰金処分を決定。なおカバクはその試合の終盤にこの日2枚目となる警告を受け退場となっており、いずれにせよ週末の試合では出場停止。そして今回の追加処分に伴い、バウム新監督はこれから5試合に渡って、カバク不在で臨むこととなった。

 ちなみに今回ドイツサッカー連盟が介入できた背景には、主審を務めたマルクス・シュミット審判員が見逃していたこと、そしてVARが特にこの場面について介入していなかったためであり、ただその後にTVの画面で確認したアウグスティンソンは「フェアプレーなんかじゃない」と苦言。

 一方でカバクは試合後に、このことについてアウグスティンソンに対して謝罪しており、「誤解を与えるようなものだったかもしれないが、あれは決して意図的なものではない」とツイッターにて投稿。「これまでそんな事はしたこともないし、スポーツマンらしからぬ行為で、これからもすることはない。ただいずれにしても、ルードヴィヒに謝罪したい」と言葉を続けている。