フランス・パリのバスチーユ地区付近(20213年3月15日撮影、資料写真)。(c)FRED DUFOUR / AFP

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【AFP=時事】フランスを拠点とする日本人シェフ、関根拓(Taku Sekine)氏が死去した。39歳だった。遺族が29日、明らかにした。この発表によると同氏は、「ソーシャルメディア上で事実無根の中傷」の標的にされた後に、自ら命を絶ったという。

 仏料理界の巨匠、アラン・デュカス(Alain Ducasse)氏の元で修行した関根氏。2014年末に首都パリのバスチーユ(Bastille)地区に開店した同氏のレストラン「デルス(Dersou)」は、レストランガイド「フーディング(Fooding)」の2016年最優秀店にも選ばれていた。

 遺族はツイッター(Twitter)への投稿で、「関根拓の死をお知らせしなければならないことは、心痛の極み」とした上で、「ソーシャルメディア上やあるサイト上で、極めて執拗(しつよう)に疑惑にさらされた後に深刻なうつに陥り、自ら命を絶った」と明かした。

「訴追対象になったことも、苦情を申し立てられたこともない」という関根氏は、「事実無根の中傷」の標的となり、「2か月にわたってうつの激しい連鎖に陥っていた」と記されている。

 業界の複数の情報筋によると、関根氏による性的暴行疑惑がうわさになっていたとされる。雑誌ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)の現地版は、本人は疑惑を「即座に否定した」としている。

【翻訳編集】AFPBB News

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