(画像:JA全農Twitterより)
 食欲の秋がやってきました。SNSで料理レシピを投稿するアカウントは増えていますが、なかでも異彩を放っているのが「全農広報部」のTwitterアカウント。

“全農”とは全国農業協同組合連合会の略で、農畜産物の販売や生産資材の供給など、全国の農家と消費者をつなぐ経済事業を担う組織のことです。

◆試したくなるレシピ、食欲をそそる写真…

 その広報部が紹介するレシピは、特別な調味料などを必要とせず、旬の食材そのものの味をとことん活かしたものばかりで、写真を見ているだけで食欲をそそります。最近では「なめ茸の炊き込みご飯」「オクラのピクルス」など……。
たとえば「オクラのピクルス」は、オクラを生のまま塩をふって板ずり→水洗いしてピクルス用のお酢につけるだけ。うーん、おいしそう!

 毎度多くのリツイートや「いいね」を獲得するレシピを考える“中の人”って、いったいどんな人なんでしょう? 女子SPA!取材班が話を聞いてみました。

◆7人メンバーでレシピ案を出し合う

――Twitterで紹介しているレシピが大きな反響を呼んでいますね。どんな方がレシピを考えているのですか?

全農広報担当者(以下、全農):レシピに限らず、投稿内容は広報・調査部、広報企画課のメンバーで案を出し合っています。男女ともにベテランから若手まで在籍していますが、食べることや料理が好きなメンバーばかりなので「この前、〇〇作ったら美味しかった!」なんていう日常会話からアイディアが生まれたりしています。お酒を好きな人も多いので、おつまみにもなるレシピが多いかもしれません。

――では、料理家や調理師など専門的な知識を持っている方ではなく、純粋に食べることや料理が好きな職員の方が考案されているということでしょうか?

全農:はい、そのとおりです。ただ、食材に関する知識は持っているつもりです。本会には各食材(お米、野菜、お肉、卵、牛乳など)を取り扱っている専門部署がそれぞれにあり、それらの部署で仕事をしたことがあるメンバーもいますし、各部署の知恵を借りてツイートすることもあります。

 あとはメンバーについて、何をお伝えしたらいいのか迷うのですが……試しに好きなおにぎりの種類を聞いてみたら、「五目ごはん、チーズおかか、高菜明太、梅(特に梅肉タイプのもの)、ドライカレー、もち麦入りのおにぎり、煮卵」でした。そんな7人7色なメンバーで発信しています。

◆反響のあったレシピを3つ紹介

――7人いてかぶらないのはスゴい!レシピ投稿はいつから始めたんですか?

全農:アカウントは2019年7月に開設しました。レシピを頻繁に投稿するようになったのは2020年4月からです。きっかけは、コロナ禍で多くの人がご自宅で調理の機会が増えたことですね。そこで役立つ情報としてレシピの発信を増やしました。あとは、外食店舗の営業自粛などにより食材が売れなくなった現状を打開しなければという、全農としての使命感もありました。

――特に反響のあったレシピを3つ教えてください

全農:

1.「チキンステーキ」

2.「ホットサンドメーカーで焼きナス」

3.「舞茸ごはん」

◆こだわりは、シンプルで素材の味を楽しめること

――Twitterを運営する上でターゲットやコンセプトを決めていますか?

全農:ターゲットは特に決めていません。しいて言えば、私たちのように食を楽しみたいと思っていらっしゃる方に情報が届いたらうれしいですね。コンセプトは国産農畜産物を使い、調理がシンプルで素材の味を楽しめるレシピを紹介するようにしています。

――あくまで国産農畜産物にこだわっているのですね。2020年9月現在、フォロワーは5万を超えていますがツイートへの反響はどのように受け止めていますか?