12歳のネハ・バサバさんが下敷きになり、捜索活動が続くインド・アーメダバード郊外にある巨大なごみ山(2020年9月27日撮影)。(c)SAM PANTHAKY / AFP

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【AFP=時事】インド西部で巨大なごみ山が崩落し、「くず拾い」をしていた12歳の少女が下敷きになった。事故発生から2日後となった28日にも、救助隊が必死の捜索活動を継続した。

 事故が起きたのはグジャラート(Gujarat)州アーメダバード(Ahmedabad)にある、高さが25〜30メートルに達する同市最大のごみ山。26日夕方に崩落した際、ネハ・バサバ(Neha Vasava)さんと6歳の少年が山の頂上にいた。

 インドでは、ごみから金属などの資材をふるいにかけて売るくず拾いを仕事とする人が推定400万人に上っており、不潔で危険な環境で働くこのうちの多くが子どもとされる。

 消防当局はAFPに対し、「少年もごみの下敷きになっていたが、頭部が見えていたため、地元住民に救出された」と語った。

「少女を発見するまで捜索活動は続く」としながらも、「大量のごみに囲まれて呼吸しにくい」状態であり、野犬の群れも歩き回っていることから、捜索は非常に困難だと説明している。

 人口560万人のアーメダバードから1日約3500トンのごみが集められるこのごみ山には、くず拾いとして働く貧困家族数百世帯が暮らしている。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、南アジアでは12歳未満の子ども4100万人超が労働を強いられている。

 専門家らは、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が児童労働問題の悪化を招いていると指摘している。

【翻訳編集】AFPBB News

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