[上海 26日 ロイター] - 中国国家外為管理局(SAFE)の高官は26日、中国は世界的孤立を避けるため、資本市場と金融業界の開放を一段と進める必要があるとの考えを示した。

SAFEの陸磊副局長は上海で開催された業界会合で、資本市場の統合を推進するため国際ルールを順守し、金利・為替相場の改革を着実かつ堅実な方法で継続すると表明した。

同副局長は「封鎖や抑制のリスクに対処し、世界の金融システムを積極的に活用して統合するため、より踏み込んだ開放を進めるべきだ」と説明した。

米中関係の緊迫化により、中国にとって経済や技術の世界からの「デカップリング(切り離し)」が進むとの懸念が広がっており、中国当局は金融市場の規制緩和を加速させている。

同副局長は、国境を超えた民間投資を促すため、プライベートエクイティ(PE)と海外投資制度に関する規定変更を検討していると説明した。

中国の「適格外国人有限責任組合員(QFLP)」は、海外投資家が中国国内の未公開株ファンドなどに直接投資することを可能にする制度。一方、「適格国内有限責任組合(QDLP)は、外資資産運用会社が中国本土で資金を調達し、海外に投資することを認める制度。

同副局長はまた、景気や国際収支の大幅変動による影響を緩和するため、為替相場の柔軟性を高めると表明した。

中国政府は25日、中国の資本市場を国外の投資家へ一段と開放すると発表した。外国人投資家が中国本土の株式や債券に投資する際の資格制度である適格外国機関投資家(QFII)と人民元適格海外機関投資家(RQFII)を統合したほか、投資できる範囲を拡大した。