45億円の寄付金集めた100歳の退役軍人、映画化へ

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英退役陸軍大尉であるトム・ムーアさん(100歳)の生涯を描いた伝記映画が製作される。

ムーアさんは、新型コロナウイルスによるロックダウン中、イギリス国民保健サービス(NHS)の医療従事者のために、自宅の裏庭を歩行器を使いながら100往復する目的を掲げ募金活動を開始、およそ約45億円もの寄付金を集めたことで“トム大尉”としてイギリス中から敬愛される存在となった。そんなムーアさんの驚くべき人生が大作映画で描かれることになるようだ。

製作側は、ムーアさん役に関して著名な俳優を起用する話し合いを進めており、マイケル・ケインやアンソニー・ホプキンスらの名が挙がっている。

ザ・サン紙によると、ムーアさんは「100歳の俳優は知らないが、年をとる準備ができていれば、マイケル・ケインかアンソニー・ホプキンスは素晴らしい演技をするだろうと確信しています」と話したという。

イギリスの映画製作者ニック・ムーアクロフトは、世界中の製作者による版権を巡る激しい争奪戦の末、同作品の権利を獲得、製作はフレッド・フィルムズとパウダー・ケッグ・ピクチャーズが担う。

ムーアクロフトは「トム・ムーア大尉には必ずカメオ出演してもらいます。映画予告に出たり、メイキャップアーティストが付いて、セットに登場してもらいます」と話す。

現在ムーアクロフトは、ムーアさんと娘の協力のもと、脚本を執筆中だそうで、こう語っている。

「お互いを知るために多くの時間をかけながら、私たちはそばにいて作業を進めています」
「これは、製作者陣がやってきて、ただプロジェクトの権利を物にするだけの事ではありません。彼の声やメッセージは力強く大切なものですから、それを映画に反映し、真の彼のストーリーを伝えたいのです」
「セレブで溢れかえってる世界では、本物の良きロールモデルが数少なく、トム大尉は本当に素晴らしいロールモデルです」

同作品は製作へ向けて準備が急速に進んでおり、第二次世界大戦中にインド、ビルマ、スマトラで従事し、後に戦車戦の指導者となった実績を持つムーアさんは、来年のクリスマス時期に予定されているワールドプレミアに参加することになっている。