もしも親友が妊娠したら。映画『Daughters』レビュー

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今回レビューする映画は、2020年9月18日に公開された『Daughters(ドーターズ)』。

シングルマザーとして生きていく選択をする彩乃(阿部純子)と、それを支える親友・小春(三吉彩花)。2人の人生の決断を通して、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ。

この映画を一足先に鑑賞した、マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」4人の感想コメントをまとめました!

■はたらくmuse 映画『Daughters』レビュー

桃さん(コンサル職/25歳/@monmonmoko)

美しい写真のような映画

どこを切り取っても美しい、写真のような映画です。自由で華やかだけど、どこか懐かしさを感じる映像。

ストーリー・映像・音楽・ファッション、全てが合わさった世界観に没入してしまいました。

これから先の人生、どんなことがあっても、あの2人が一緒ならずっとキラキラしているんだろうな……。

Yukiさん(アパレル人事総務/30歳/@yuuukiii.324)

私の27歳の頃を思い出しました

大学卒業、就職と、ずっと同じ道を歩んできた友達が、結婚や出産など次のステップに進む時、応援したい気持ちもあり、取り残される感覚もあり、複雑でした。

この映画に登場する女性は、他の人が選択をためらう生き方を自らの意思で歩んでいます。子どもを産むことができる女性だからこそ、多様な人生の選択肢があるのだと実感しました。

私も人生の選択の場面になったら、周りの意見ではなく自分の意志を尊重したいです!

RINさん(営業職/26歳/@rin_niko)

とにかく女性のリアルが詰まった一作

混沌とした都心では目立たずただひそかに流れていく日常の中で、仕事・恋愛・友情・家族など、誰もが持つ人とのつながりと共に生きる主人公の、飾らないリアルな表情がとても印象的でした。

感情が次々と伝わってきて、主人公は他人であり彼女たちの人生を歩んでいるのに、まるで自分の人生のような、擬似体験に似た感覚を味わいました。

妊娠や出産など、ストーリーのテーマは少し特別だけど、全くかけ離れてはいない。自分の中にそっと入り込んでくる穏やかな映画です。

まめたんさん(通信・事業企画職/29歳/@yukari.1991)

私も焦っていたからこそ、共感できました

結婚、出産、キャリア。私の周りでもライフステージが変わる友だちが増え、女子会での会話が変わる日々。

仕事にやりがいを感じる一方で、私はこのままでいいのかと不安を募らせ、『Daughters』の彩乃さんのように、1人で水族館の魚や自然を見てぼーっとしたくなることも。

中目黒で彩乃と小春が笑い合う最後のシーン。ライフステージが変わってもいつまでも笑い合う関係を見て、「私は私のペースで自分が納得する人生を歩んでいこう」と背中を押してくれる、そんな映画でした。

映画『Daughters』

東京・中目黒でルームシェア生活を送る2人の女性。妊娠、そしてシングルマザーとして出産という人生の決断を通して、友情、仕事、家族、過去への固執と現実など、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ。

2020年9月18日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開!