「わたしは元気」

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 映画監督・渡辺紘文、映画音楽家・渡辺雄司兄弟率いる映画制作集団「大田原愚豚舎」の特集上映が、米ワシントンのスミソニアン博物館で開催されることが決定した。

 大田原愚豚舎は、2013年に旗揚げされ、渡辺兄弟の故郷である栃木県大田原市を拠点に、1年に1本以上のペースで新作を作り続けるなど精力的な映画制作活動を続けてきた。17年には「プールサイドマン」で第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門のグランプリ(作品賞)、19年には「叫び声」で第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で監督賞を受賞。また、第22回ウディネ・ファーイースト映画祭で世界初の特集上映が開催されるなど、国内外の映画ファンから注目を集めている。

 特集上映は「Get to Know Hirobumi Watanabe」と題され、9月25日〜10月9日にオンラインなどで開催。スミソニアン博物館が、現時点での大田原愚豚舎作品最高傑作として選出したのは「地球はお祭り騒ぎ」「普通は走り出す」「わたしは元気」の3本。渡辺紘文は「大好きな『ナイト ミュージアム』の舞台であり、愛してやまない『悪魔のいけにえ』が永久保存されているスミソニアンで大田原愚豚舎作品が特集される…!! 都会から遠く離れた片田舎で小さな自主映画をコツコツと地道に創り続けてきた自分たちにとってこれほど大きな喜びと驚きはありません」と胸中を吐露している。

 さらに「一緒に映画を創ってきてくれた映画音楽家の渡辺雄司、キャメラマンのバン・ウヒョン、家族、友人、スタッフ、キャストの皆様、いつも応援して下さる皆様、上映を決定してくださったスミソニアンの皆様に心より感謝致します」とコメント。「今後も大田原愚豚舎は、元気がある限り、より良い映画を創るべく努力と勉強を重ね、新たな映画づくりに立ち向かっていきます。今回のスミソニアンでの上映を通じ、まだ大田原愚豚舎作品に触れたことのない誰かに僕たちの小さな作品が届くことを願っています」と語っている。

 日本国内では、東京・アップリンク吉祥寺で「異能・渡辺紘文監督特集 大田原愚豚舎の世界 vol.2」が10月30日から開催される。