海を泳ぐシャチ(2019年1月17日撮影、資料写真)。(c)Olivier MORIN / AFP

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【AFP=時事】スペイン政府は、北西部沿岸でヨットがシャチの攻撃を受け損傷する事例がこのところ相次いでいるとして、この海域でのヨットの航行を一時禁止すると発表した。「人とシャチの双方」を守るためと説明している。

 公共事業省の発表によると、22日夜に発効した禁止令は、全長15メートル未満のヨットが対象。北西部ガリシア(Galicia)州のエスタカデバレス(Estaca de Bares)岬からプリオリノグランデ(Priorino Grande)岬まで、約100キロに及ぶ海岸線の沖合での航行を禁止する。

「シャチの移動ルートに合わせて」航行禁止の対象区域を拡大する可能性もあるという。

 公共事業省によれば、ヨットがシャチに襲われたとの報告は先月19日を皮切りに相次いでおり、かじの損傷など大小さまざまな被害が出ている。ソーシャルメディアには、ガリシア州沖でスペイン海軍のヨットの横や真下を泳ぐシャチを捉えた動画が投稿されていた。

 シャチは絶滅の恐れが指摘されており、世界自然保護基金(WWF)によると最大で体重6トン、体長は10メートル近くまで成長する。

【翻訳編集】AFPBB News

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