退場となったホワイトソックスのリック・レンテリア監督(左)とエンジェル・ヘルナンデス球審【写真:Getty Images】

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打者困惑のストライク判定に米物議「これが誤審のまとめ映像だ」

 米大リーグで“誤審”を連発した球審が物議を呼んでいる。22日(日本時間23日)のインディアンス―ホワイトソックス戦。投じられた球を次々とストライク判定する“誤審12連発”の動画がネット上で拡散し、米メディアは動画付きで「監督と選手は声を荒らげて退場」と報じている。

 広すぎるストライクゾーンに打者も呆れているようだ。動画では両チームの投手が次々と投球。しかし、どんな球にも球審の右手は上がった。際どいコースもあるものの、画面に表示された枠は外れている。枠はあくまで目安であり、角度によって見え方も変わるもの。フレーミング技術も考慮しなければならないが、明らかに高めにいった球もあるようだ。

 しかも、両チーム分け隔てなくストライクに。打者には納得のいかない様子の選手もいれば、呆れたようにその場でバットを手放す選手も。米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウイン」は、動画付きで「エンジェル・ヘルナンデス球審のストライクゾーンにMLBファンが再び荒れる」と報じている。

「彼の判定が物議を醸している。選手や監督に抗議されただけでなく、ツイッター上のMLBファンからも疑問の声が上がっている」と波紋を広げていることを伝えた。さらに「素晴らしいフレーミングもあったが、これが誤審のまとめ映像だ」と動画を紹介。「ホワイトソックスのレンテリア監督とスター遊撃手アンダーソンは、ロベルトが見逃し三振と判定された時、声を荒らげて球審に抗議したので退場を告げられた」とした。

 ネット上には、米ファンから「俺は試合が終わった今も怒っている!」「誤審のせいで一晩中イライラしていた」「彼の判定は最悪だ」というコメントも。試合はインディアンスが5-3で延長10回サヨナラ勝ちとなった。(THE ANSWER編集部)