マウント女子とは、自分が他の人よりも立場が上であることをアピールし、優越感に浸る女性のことを言います。もしかするとあなたにも、相手を見下し自分が優れていると主張するマウント女子の要素があるのかもしれません!この記事ではマウント女子のパターン別の特徴や、マウント女子にならないために心がけたいことを解説します。

どこにでも必ずいる「マウント女子」とは

ネガティブなイメージが付きまとうマウント女子とは主にどんな女性を指すのか、また男性からの評判はどうなのかを詳しく見ていきましょう。

自分の価値を高めたい女子のこと

マウント女子は、常日頃から自分の価値を高めることを考えています。そのためには会話の中であえて必要のないブランド名を交えてお金持ちアピールをしたり、SNSでは持ち物自慢や彼氏自慢の投稿をしたりすることもあります。

マウント女子という言葉が世間で浸透されるようになったのは、2014年に放送されたテレビドラマ「ファーストクラス」がきっかけ。ファッション誌の編集部を舞台に、どちらが上であるかを主張する女同士の戦いが話題になりました。

さらにその後、女子会がブームとなり、リアルな世界でも女性同士のマウント合戦が繰り広げられるようになったのです。

マウント女子は男性からも嫌われやすい

男性は、女同士でマウント合戦をしている場面に遭遇した時に「女の闇を見てしまった…」とショックを受けてしまうようです。マウント女子がいくら男性の前で猫かぶりをしていても、残念ながら素行はバレています。

いつもの会話の癖で男性に「これ、限定品なの〜」と持ち物を自慢しても、「だからどうした?」と思われていることもあるのです。また、好みじゃない男性に対しては、学歴や給料を自分と比較してマウントを取ることも。「そのお給料じゃ、遊びにも行けないでしょ?」と見下すので、男性からは嫌な女だなと思われてしまっています。

当てはまる人は要注意!マウント女子のパターン6つ

マウント女子のシチュエーション別パターン6つを紹介します。これが1つでも当てはまれば、あなたも既にマウント女子の仲間入りを果たしているのかもしれません。

1.恋愛のマウント

例えばあなたに彼氏がいたとして、女友達に「実は〇〇の彼氏に昔、告白された事があるの。未だに良く目が合うことが多くてけっこう気まずい」などと言われることがあったとします。それは、あなたよりも先に彼氏に好かれていたと主張する、女友達からのマウンティング行為と言えるでしょう。

また、マウント女子は彼氏から愛されていることをアピールするのが大好き。彼氏からもらった高価なプレゼントを周りに見せつけることもあります。

2.彼氏のマウント

マウント女子にとって彼氏とはブランド品と同じです。女子同士のマウント合戦の中では、自分の彼氏を引き合いにすることもあるでしょう。彼氏の勤め先はどこなのか、どんな役職についているのか、実家が裕福であるか、あるいはイケメンであるかなどを女性達で競い合います。

マウント女子が彼氏からもらったプレゼントを自慢するのは、彼氏にそれだけ経済力があることのアピール。さらにそのような彼氏に選ばれる自分は良い女であると言いたいのです。マウント合戦のネタが尽きると、元カレを引き合いに出すこともあります。

3.結婚のマウント

独身時代は仕事ができるキャリアウーマンを気取っていたのに、自分が結婚した途端、独身の女性に対し、「まだ働いているの?お疲れ〜。私は結婚して悠々自適な日々を送っているよ」と上から目線の発言をすることも。また、あるマウント女子は職場にいる未婚の女性に対しても「会社に人生捧げるなんて、私には真似できないな。早く高収入の旦那様をゲットして寿退社しなきゃ」とマウント発言をしていることもあります。

4.仕事のマウント

私はあなたと違って忙しい、または優秀な人物とアピールすることが仕事でのマウントです。例えば派遣の女友達に対しては、「定時に帰れるのはうらやましすぎ〜。仕事帰りに習い事とかできるよね。私は正社員だし責任も重くて大変。残業も多いし…。でもその分ボーナスは沢山もらっているけどね!」とマウンティング。

ある会社に内定が決まった女子には、「私も会社説明会行こうかなって思った。でも一生のスキルにはならないからやめとけと父親に反対されたけどね。〇〇に合っていると思うよ、内定おめでとう!」と見下します。

5.持ち物のマウント

マウント女子は人の持ち物に対してマウントをとることがあります。新しいファンデーションを買った女性には「そのファンデ肌荒れたからリピしなかった〜今はシャネル使っている」とネガティブな情報を伝えることも。

また、プチプラ服を着ている女性に対しては、「安っぽく見えるよ」と否定します。しかし職場の男性から「プチプラ服を高見えさせるテクニックはさすが!ブランド服で全身固める女子よりも好感もてるな〜」と褒められているのを知ると、数日後にはプチプラ服を取り入れたコーディネートで通勤。

ターゲットの女性には「ディスる割には真似するんだ…」と思われることもあります。

6.SNSのマウント

SNSの投稿においても、女性同士のマウント合戦が繰り広げられます。被写体のメインとなるのは、自慢のブランド品としっかりメンテナンスされた自分の姿です。もちろんアプリで写真を加工するのも忘れません。

またSNSを常にパトロールし、リア充アピールをしている女性を見かけたらすかさずリプライ。「私も同じのもっているよ!同シリーズの〇〇も良いから使ってみて!」「そこ私も行ったことある」と上から目線でマウント返しをします。

マウント女子にならないための心がけ

「嫌なマウント女子だけにはなりたくない!」と強く願う女性のために、マウント女子にならないために心がけたいことを確認していきましょう。

いちいち張り合わない

マウント女子は他の女性にうらやましい要素が見られると、負けたくないと張り合ってしまう習性があります。しかしマウント女子になりたくなければ、いちいち張り合わないようにしましょう。

もしあなたの友達が高級ブランド品を身に着けていたとします。そこで「ふ〜ん。それ買ったの。でも私はカルティエの方が良いな」と言ってしまうと、「この人いちいち対抗してきてウザい」と思われてしまいます。もしうらやましいと思うのなら素直に「いいな〜!私も欲しい〜」と、今の気持ちを伝えた方が人間関係を良好にするでしょう。

「新しい時計買って嬉しそうだな」と思えるくらいになれると良いのかもしれません。

頼まれてもいないアドバイスをやめる

マウント女子は頼まれてもいないアドバイスをする傾向が見られます。誰かが悩んでいる時に、「私が解決策を教えてあげる」と上から目線でアドバイスをしたり、「あなたのここがいけないのよ」と相手を批判したりします。気が付けばアドバイスをしているマウント女子のひとり舞台になっていることも。

アドバイスを求められない限りは、まずは相手の話を聞くことを心がけてみてください。

もしアドバイスをするなら一方的にならない

仮にアドバイスをするにしても、一方的にならないことが大切です。自分の意見を言う時は「私は〇〇だと思うのだけど、あなたはどう思う?」と必ず相手に対して問いかけると良いでしょう。

アドバイスをされると自分が否定されたとショックを受ける人もいるので、「もし間違っていたらごめんね」とクッション言葉を入れると、自分のために言ってくれたのかな、と感じてもらえるはずです。

マウント女子ではない友達と付き合う

真の友達とは、自分が嬉しい時に一緒に喜んでくれる人です。自分が成功したと知って急に冷たく接する人は、友人ではなくただのマウント女子なのかもしれません。

類は友を呼ぶと言いますが、見た目で友達を選ぶ女性は、同じような考えをもつマウント女子のグループに属する傾向にあるようです。マウント女子の引き立て役にならないと判断されると、仲間達からあっさり切り捨てられてしまうのです。地味でも性格が良く、自分と趣味が合いそうな友達と付き合うと、プラスの影響を与えてくれるはずですよ。

マウント女子ではなく素敵な女性でいよう

マウント女子は自分が相手よりも優位に立つことを常に意識しています。向上心があるのは良いことですが、人を踏み台にしてまで自分の価値を高めるというのは見当違いですよね。マウント女子ではなく、素敵な女性になれるかどうかは、あなたの心がけ1つなのです。