特別指定選手の仙台内定DFアピアタウィア久(流通経済大)が2度目のフル出場

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[9.20 J1第17節 FC東京1-0仙台 味スタ]

 ベガルタ仙台加入が内定している特別指定選手の流通経済大学DFアピアタウィア久が2度目の出場を果たした。8月1日に行われたデビュー戦の第8節横浜FM戦(●0-1)以来、8試合ぶりのスタメン起用となり、3バックの右でフル出場した。

 この試合で木山隆之監督は4-3-3から3-4-2-1に変更。それでも悪い流れを断ち切れず、手痛い4連敗を喫した。オンライン取材に対応したアピアタウィアは「2試合目だったので緊張はあまりしなかった。今日はちょっとミスが多かったので、切り替えて次に勝てるように頑張ります」と前を向いた。

 愛知県出身のアピアタウィアはガーナ人の父と日本人の母を持つ191cmの大型DF。東邦高から流経大に進学し、来季の仙台加入が内定した。高校2年生まではFWとしてプレーし、高校3年生でCBに転向。抜群のスピードと身体能力が武器で、複数ポジションをこなす器用さも持ちあわせる。

 デビュー戦の後はあばら骨の違和感により負傷離脱。一か月以上試合から離れていたため、「試合勘を取り戻すのが難しかった」。さらに、復帰戦では今季初めてスタートから3バックが採用された。パスコースを見つけられない場面もあったが、「自分のところでハマる場面が多かった」と試合の中で修正。前に出てのパスカット、ボールを持った際など要所で落ち着きぶりが光り、積極的な攻撃参加も見せた。

 次戦はデビュー戦で敗れた横浜FMが相手。「前回はロスタイムで失点して負けている。その悔しさを晴らせるように、勝ちたいです」と雪辱を誓った。