1.FCウニオン・ベルリンは土曜夜、リヴァプールからタイウォ・アウォニイをレンタルすることを認める発言を行った。昨季マインツでブンデスを知る23才のFWについては、既に体づくりは済ませ「意気揚々としている。木曜日にもロンドンで練習していて、今日初めて一緒にトレーニングをした。だから即戦力として期待している」と、ウアス・フィッシャー監督はコメント。

 特にウニオンでは先日アンデションが移籍、さらにウジャーが負傷離脱中にあり、クルーゼは出場こそしたもののまだ万全ではない。開幕戦で出場したトイヒェルト、そしてイングヴァルト戦共にCFタイプではなく、「プレー可能なFW不在の中で、新たなオプションが加わることは監督として喜ばしい」と指揮官。そのため早速、週末のグラードバッハ戦から先発出場する可能性は高いだろう。

 またそのグラードバッハ戦では、今夏加入9名のうちの1人、遠藤渓太がブンデスリーガデビューを果たすことになるかもしれない。8月下旬にて行われたアヤックスとのテストマッチにて、大腿に負傷を抱えた日本人MFだが、フィッシャー監督は「非常に順調にきているよ」と認める発言を行っており、「火曜日にもフルメニュー参加を見込んでいる」とコメント。順調に事が運ぶならば、フィッシャー監督はアウォニイ、そして遠藤渓太を加えて臨むことができそうだ。

フィリップ・ホフマンの移籍交渉は破談


 その一方でウニオン・ベルリンでは、ブンデス2部カールスルーアーSC所属フィリップ・ホフマンの獲得を、最終的に見送る判断をくだしたようだ。これはカールスルーエのクロイツァーSDが明かしたものであり、日曜日にドイツ通信社に対して「この話は、もう終わった」と語っている。両クラブの間では27才のCFの獲得に向けては、移籍金で大きな開きがみられていた。