バルサ、違約金巡ってセティエン前監督と対立中

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バルセロナと前監督のキケ・セティエン氏による、違約金を巡る問題がなおも続いているようだ。スペイン『COPE』が伝えている。

セティエン氏は今年1月に前任のエルネスト・バルベルデ監督に代わってバルセロナの監督に就任。ラス・パルマスやベティスで展開していたポゼッションサッカーが評価された人事だったが、終わってみれば12年ぶりの無冠という結果となり、チャンピオンズリーグではバイエルンに2-8という圧倒的大敗で屈辱を味わった。

選手からの信頼も失っていたというスペイン人指揮官は、無冠の責任を負わされシーズン終了後に解任。後任にはオランダ代表を率いていたロナルド・クーマン監督が就いた。

だが、バルセロナとセティエン氏の問題は解決しておらず、現在は違約金を巡って交渉中。セティエン側は2022年6月までとなっていた本来の契約分の給与の支払いを要求しているようだ。

また『COPE』によると、両者の和解が確認できないスペインサッカー連盟は、クーマン監督の登録を完全に認可出来ない状況にあるようで、このままではオランダ人指揮官は公式戦でベンチ入り出来ない可能性があるという。

先日に行われたプレシーズンマッチの2試合では快勝を収めたバルセロナ。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団騒動然り、それに伴う上層部への支持率低下然り、解決しなければならない問題は山積みとなっている。