スペイン・バルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会(2020年9月16日撮影)。(c)Pau BARRENA / AFP

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【AFP=時事】スペイン・バルセロナ(Barcelona)で建設中のサグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)教会は、新型コロナウイルス流行の影響で、計画していた2026年の完成が実現することはないだろうと、同教会のエステーバ・カンプス(Esteve Camps)建設委員長が16日、明らかにした。

 1882年に建設が始められたサグラダ・ファミリアは、建築家アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)が亡くなってから100年目となる2026年に完成する計画だった。しかし今年3月、スペイン政府が新型ウイルスの感染拡大を食い止めるため全国規模のロックダウン(都市封鎖)を命じたことで、工事は中断。カンプス氏によると、工事は「数週間以内」にようやく再開されるという。

 再開されても、資金不足のため工事はゆっくりと進められることになる。建設費用はキリスト教徒からの献金や、観光客へのチケット販売収入でまかなわれており、いずれもコロナ危機によって大幅に減っているためだ。

 カンプス氏は、工事が完了する「新たな日程を提案することはできない」とした上で、「2026年(の完成)は不可能だ」と述べた。

 カタルーニャ人の建築家ガウディが手掛けたサグラダ・ファミリアは、完成すれば18の尖塔(せんとう)がそびえる教会となる。最も高い尖塔は高さ172メートルだ。

 しかし現時点では、18塔の中で2番目に高い、聖母マリアにささげられる巨大な塔の工事を終えるための資金しかない。

【翻訳編集】AFPBB News

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