絶妙なあざとさがイイ…♡ 男性がハマる猫に学ぶ恋愛テク

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ときめきを忘れたら枯れてしまいそう…そんな危機感を持つ女子の恋愛感度をアップさせる方法とは? 同じく枯れ気味(?)なコラムニスト・辛酸なめ子さんが、ナナメ上からのなめ子節でお届けする連載コラム。体験レポや妄想トークで恋愛力をアゲアゲに!

今回は、猫の特性から人間でも応用可能な恋愛テクニックを学んでいきます。

■第21回 猫に学ぶ! 愛されるテクニック



猫は愛されるために存在しているといってもいい生き物です。不安なニュースが多い昨今、猫動画や猫関連のサイトに救われたという人は多いのではないでしょうか。「子猫の肉球に萌え死に」「膝の上で、ヘソ天姿で甘え始める子猫」「アンモニャイト発見!」といった萌えワードをネットで見かけるとついクリックしてしまいます。

身近な猫や猫カフェの猫、猫動画から学んだ、愛情を引き寄せる猫の特性について書かせていただきます。人間の女性が恋愛に応用にできそうなテクニックが秘められているかもしれません!

◎体のパーツ全てがかわいい


人間のパーツはよく見ると微妙な部分もありますよね(体毛とか毛穴とか粘膜とか穴とか)。でも猫に関しては、どのパーツも可愛くて完璧で美しいのです。猫耳、目、鼻、口、口元の膨らみ(ウィスカーパッド)、ヒゲ、肉球、手足、毛、お尻、しっぽ、後ろ姿、お腹など……。神が作った最高の芸術品です。
とはいえ、この猫の完璧なフォルムを人間がまねるのはさすがに難しいかもしれません。

◎鳴き声がかわいい


人間が言葉を使って回りくどくコミュニケーションしている横で、猫は「ニャ〜ン」という一声に感情や欲求、思いをこめて潜在意識に伝えてきます。しかもその鳴き声はたいてい耳に心地よく、脳幹を愛撫されているよう。そしてゴロゴロいう鳴き声には癒しの波動があると言われているとか。猫を観察して、人間を心地よくさせる声色やリズムを研究してみるのもよさそうです。

◎触り心地が最高


視覚、聴覚と来て、触覚にも最高の癒し効果が。猫をなでていると個体じゃなくて気体を触っているような不思議な感覚になることも。猫は高次元のエネルギー体なのでは? と思います。また、猫の体調や気分は毛並みにすぐ反映されるので、とにかく撫で続けるとますますツヤツヤになるという感度の高さが素晴らしいです。
猫の極上の毛並みには及ばないでしょうが、私たちも撫でたくなるような髪、肌を目指したいところ。

◎様々な形に変化する柔軟性


気体にも個体にもなるし、液体にもなる猫。ときどきネットで、器に入って液体と化した猫写真を見ることがあります。さらにアンモニャイトといって丸まったり、直線のように伸びたり、四角くなったり、あらゆる形態に自在に変化できるのが猫のミステリアスな特性。見飽きないというのも猫が愛される理由の一つです。
人間も柔軟性を高めることで魅力がアップするかもしれません。自然とヨガやストレッチをしている猫のポーズをまねしてみましょう。

◎体重を変化させる


猫にとって体重はただの数字。猫がひらりと飛び乗ってきたとき、妙に軽く感じることがありますが(いっぽうで体重を預けられるのも多幸感が)、もしかしたら猫は重力を操れるのかも、と思わされます。しっぽをうまく利用してありえないバランス感覚を保ったりするなど、猫の身体能力は人智を超えています。
体重計に乗るときなど、人間も重力を操りたいと切に思う瞬間がありそうです。

◎女子力が高い


エアヒールをはいているかのようにつま先立ちして歩いたり、グルーミングを怠らなかったりする姿は、人間の女性よりも女子力が高いと言えそうです。自分のかわいさを知っていそうなところも憎めません。かわいさを武器に人間と共存し、繁殖し、地球で脈々と子孫を残しているのでしょう。
自分を磨いてかわいさを武器にする、その心意気はぜひまねしていきたいところです。

◎クールに見えて愛情表現が豊か


犬に比べて淡々としているイメージですが、実は様々な愛情表現を駆使しています。尻尾を立てたり、なめてきたり、こすりつけたり、お腹を見せたり、添い寝したり……。さり気ないアピールに萌え。人間のカップルよりよほど愛情表現しているのでは? と反省されられます。

◎かわいいだけじゃない攻撃性


猫はただ受け身なだけでなく、攻撃性も秘めています。美しいバラに刺があるように、鋭い爪やキバを隠し持っているんです。猫をただ惰性で撫でたり、感情のはけ口にしたりしていると、鋭利な爪を出して引っかいてきます。でも、猫廃人になりかけていると、その痛みも心地よくなってきたり……。惚れさせて痛みまでも快感に変えてしまうとは…かなり高度なテクニックです。

◎瞬間を生きている


さっきまで“シャー!”と言って怒っていたのに、次の瞬間にはリラックスして横たわったりするなど、猫の感情は瞬時に変化します。過去に執着せず、瞬間を生きている姿は常に瞑想状態のよう。猫の境地で無心に生きられたらストレスフリーです。常に猫の見た目が若いのも今に生きているからでしょうか。アンチエイジングの秘けつがここにあります。

なめ子’sジャッジ


今回の妄想レッスンでの「恋愛ホルモンアップ率」は?(※個人の感覚値です)
★★★★☆ 星4つ
猫を愛するうちに自然と猫っぽくなれる?
猫の特性から、女性として学べる部分は多いですが、とても猫のレベルには到達できません。もし自分の彼氏や好きな人が猫を飼ったら、おそらく猫のほうがかわいくて完敗してしまう危険性も……。おとなしく負けを認めて、猫を師として崇めていきたいです。飼い主とペットは似ると言われているので、猫を愛するうちに自然と猫っぽい雰囲気をまとえるかもしれません。

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プロフィール
辛酸なめ子
漫画家・コラムニスト。東京都生まれ、埼玉県育ち。
武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)『魂活道場』(学研)など。
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