料理がはかどる“チューブ調味料”おすすめ6選。当たりを選ぶコツがある
 おいしいモノを選ぶコツ。

 すぐに使える便利さが魅力の「チューブ調味料」。わさびやニンニク、生姜にとどまらず、最近ではユニークな商品が次々に登場しています。でも、買ったけどイマイチで、使いきれずに冷蔵庫で化石化している、なんていう話も良く聞こえてきます。実際私も、チューブ調味料に一喜一憂することがあり、アタリハズレを見極める日々。

 そこで今回は、チューブ調味料のアタリを見極めるための3つの視点をご紹介しながら、私の愛用しているおすすめ商品を紹介しようと思います。

◆…衄嵶鼠にしっかり活躍してくれること

 まずは最も大事な視点としてご紹介したいのが、冷奴や温野菜など食卓に上がりやすい“定番メニューとの親和性”。皆さんが定番として愛するメニューを振り返ってみて、そこに必要な調味料やタレが何なのかを確認してみると良いでしょう。私は冷奴や茹で野菜(青菜や緑黄色野菜)が好きなので、それらを飽きずに美味しく食べられるのが、梅肉とオイスターソース。

◆エスビー「李錦記 オイスターソース」、ハウス「梅肉」

 夏の時期、醤油の代わりに梅肉で食べる冷奴は格別の美味しさですし、茹でたチンゲン菜にごま油とオイスターソースを垂らして食べる幸せは、唯一無二。オイスターソースはビン入りタイプが主流ですが、最近はチューブタイプが登場していて、使いやすくなっています。また、炒めもののように加熱が必要だと思っている人も多いでしょうが、そのまま使えます。肉や魚の漬けタレとしても大活躍。すぐになくなってしまうチューブ調味料のひとつです。

◆∨槓感を味わえること

 続いては、食材本来の風味や旨味を損なうことなくチューブタイプになっているかどうか、という視点。本物と比較した時に、その差が大きくてがっかりしてしまうことがありますが、そのようなアイテムは少なくありません。そんな中で、敬意を持って愛用できているのがこの2本。

◆フンドーキン醤油「青柚子こしょう」、光が丘興産「スカーリアさんのアンチョビ ペースト」

 こちらの柚子こしょうに使われている原材料は、青柚子果皮、青唐辛子、食塩のみ。添加物は一切使わていないのが指名買いのポイントになっています。また、アンチョビペーストもアンチョビ、食塩、ひまわり油というシンプルさがお気に入り。食材本来の味を安心して楽しむことができます。どちらもパスタにからめる(バターやオリーブオイルを合わせましょう)だけでシンプルに美味しさを味わえます。

◆いつもの料理がアカ抜けること

 最後の視点は、そのチューブ調味料を使うことで、いつものマンネリ料理から脱出できること。いつも同じ味に陥ってしまうと、お家ごはんが楽しくなくなってしまう原因に。そこでオススメしたいのが、レモンペーストとXO醤。

◆ハウス「のっけるレモンペースト」、エスビー「李錦記 海鮮XO醤」

 家庭料理の中で「なんとなく物足りない」と感じる時に有効なのが酸味。これまでレモンポーションなるものはありましたが、主役タレにはなりにくく、最後まで使い切るのが大変だったかもしれません。ペースト状のものが登場したことで、塩味メニューのおかずに乗せるだけで味わいが広がります。
 そしてXO醤。これは中華調味料のひとつで、香港で誕生した旨味たっぷりの調味料。干しエビ、干し貝柱、金華ハムをベースに生姜やニンニクなどを配合して作られているのですが、香港や台湾ではレストランの看板商品になっていることも。最近ではチューブタイプのものが日本のスーパーでも手軽に購入できるようになっています。これを使った炒めものは絶品。新たな旨味調味料として活躍してくれることでしょう。

<文、写真/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12