山大と大阪大が開発した短時間に傷が自己修復する材料=2020年9月9日午前11時39分、山形県米沢市の山形大学工学部

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 傷ついてもすぐに修復する高分子材料(ポリマー材料)を、山形大学大学院有機材料システム研究科の松葉豪教授(高分子物性、高分子機能)らが、大阪大学の研究グループと共同開発した。

 9日、同大工学部の定例会見で発表された。自動車や電子機器の表面を覆って保護するコーティング剤などとしての活用が期待できるという。

 プラスチックやゴム、合成樹脂などの高分子材料は軽くて柔らかく、作りやすいため、生活用品には欠かせない材料だ。一方で、廃棄プラスチックによる環境汚染などが問題となっている。このため強く、寿命の長い高分子材料の開発が求められている。

 発表によると、今回は阪大が、合成した2種類の高分子化合物を混合装置で混ぜ合わせることで、強くて、傷を自己修復する高分子材料を開発。この材料を使ったコーティング膜は、表面を傷つけても数秒で傷が消えるという。