新宿西口が大きく変わります。


西側から見た計画建物のイメージ(画像:東京メトロ)。

 小田急電鉄と東京メトロは2020年9月9日(水)、両社が事業主体となる新宿駅西口地区開発計画の概要を発表しました。

 現在の新宿メトロ食堂街(9月30日閉館)や小田急電鉄の新宿駅、小田急百貨店新宿店本館の場所に地上48階・地下5階の超高層ビルを建設します。高さは東京都庁(約243m)より高い約260mです。

 敷地面積は約1万5720平方メートル、延床面積は約28万1700平方メートル。2022年度に着工し、2029年度に竣工する計画です。

 高層部にはオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備えるとし、新宿駅の一体的な再編を象徴する大規模開発に。低層部にはビジネス創発の情報や新宿をはじめとした小田急沿線、東京メトロ沿線などの情報を発信する機能が設けられます。

 今後は、東京圏の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向けて、東京都や新宿区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議などの手続きが進められていく予定です。