Microsoftは米国時間2020年9月8日、Windows 10の機械学習向けAPIであるDirectMLを利用して、機械学習プラットフォームのTensorFlowを実行する「TensorFlow DirectML」をGitHubで公開したことを、公式ブログで明らかにした。TensorFlow DirectMLはWin32およびWSL(Windows Subsystem for Linux)2のPythonで動作し、バイナリーはPyPIから入手できる。同社の説明によれば、「TensorFlowはCPUおよびGPUを利用できるが、GPUアクセラレーションはベンダー固有のプラットフォームに限定され、Windowsや多様なハードウェアに対応していない」ため、DirectX上のDirectMLを利用するTensorFlowのフォーク版、TensorFlow DirectMLを2020年6月からプレリリース版を公開していた。

TensorFlowとDirectMLのバックエンド(公式ブログより抜粋)

TensorFlow DirectMLは、Windows 10に「DML」という新たなデバイスを導入し、デバイスが関連するすべての機能を管理する「DmlDevice」や、TensorFlowのOpKernelと通信する「DmlKernelWrapper」、DirectMLを呼び出して演算する「DMLKernel」などを包括する。TensorFlow DirectMLをWindows 10に展開する際はWin32用もしくはWSL用の公式ドキュメントを参照してほしい。

阿久津良和(Cactus)