ウルトラマンの秘密! 「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」内覧会/レセプション レポート

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特撮が好きな人でウルトラマンを知らない人はいない。
ウルトラマンは1966年に誕生してから50年以上の歳月を経ても、なお人気の特撮ヒーローだ。

ウルトラマンは50年間、時代や社会の変化とともに進化を続けてきた。
いつの時代も、今でも、子どもから大人まで幅広い人気とファンに支え続けられている。

「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」は、2020年9月5日(土)から2020年10月18日(日)、東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催されるウルトラマンイベントだ。

開催に先立ち、報道関係者向けにレセプションと内覧会がおこなわれたので、その模様をレポートしよう。


■ウルトラマン美術館! 芸術的な展示が広がる
レセプションでは1966年に放送された初の「ウルトラマン」のヒロイン フジ・アキコ隊員役で出演された女優 桜井浩子さんと、ウルトラマン初代スーツアクターでもあり次作の「ウルトラセブン」のアマギ隊員役で出演された俳優 古谷敏さんのお二人をスペシャルゲストに迎え、展示会の見どころやウルトラマン撮影時のエピソードについて語られた。

自己紹介のあと、MCから今回の展示会の感想を聞かれた桜井浩子さんは、
「美術館みたいに芸術的な展示でビックリいたしました。自分の写真がゴジラのとなりにあったりして、ビックリしましたけれども、本当に芸術的な展示でよいなと思いました。」と感想を述べた。


「ウルトラマン」でフジ・アキコ隊員を演じた当時を振り返る、女優 桜井浩子さん。

ウルトラマンシリーズは海外でも熱狂的なファンが多い。
現在は新型コロナウイルス感染症の影響で海外に行くことは難しいが、過去に海外のイベントに行ったときの感想についてMCから聞かれた古谷敏さんは、
「去年は海外で7回呼ばれて各会場に行きましたけれども、日本のファンの方とまったく変わらず、素晴らしいウルトラファンの心を持った人たちばかりで、これからも何回も何回も呼ばれて行きたいと思います。」と語った。


ウルトラマン初代スーツアクターで「ウルトラセブン」でアマギ隊員役の俳優 古谷敏さん。

桜井浩子さんと古谷敏さんと一緒に並んでいるウルトラマンは、レセプションのために特別展示されたものだが、若かりし頃の古谷敏さんから型取りして制作されたものだ。
古谷敏さんは、
「来年はまたウルトラマンに入りたいと思っているので、そのときはちょっと痩せて、これに入れるようにしようかと思っています。」と、冗談にもとれる来年の抱負も語った。

レセプションでは、桜井浩子さんが演じたフジ・アキコ隊員が宇宙人により巨大化させられた話も飛びだした。「今日は巨大フジで呼んだの?」と言う桜井浩子さんに対して、「素敵な大女で特撮をかっぽした方でございます。」と古谷敏さんが語り、会場の笑いを誘った。

レセプションの最後に桜井浩子さんは
「今日はレセプションがあるということで、ちょっとお化粧などもして綺麗にしなきゃいけないので、ゆっくり見られなかったので、またあらためてゆっくり、すっぴんで来ようかと思います。これからも特撮の軸がぶれないウルトラマンを、どうぞよろしくお願いします。」と語り、レセプションは終了した。


■撮影当時の貴重な小道具も展示される
「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」の入口を入ると、歴代のウルトラマンが来場者を出迎えてくれる。
パネルの中には、主役のウルトラマンを演じた人のサインが書かれているものもあり、ファンには見逃せないだろう。

現在放映中の「ウルトラマンZ(ゼット)」だけいないと思ったら、ある場所にちゃんといるので、探してみよう。


歴代のウルトラマンが一望できる。

歴代のウルトラマンの次のコーナーでは、ウルトラマンをデザインした成田亨氏の複製絵画が展示されている。
成田亨氏のデザインがあとから登場するウルトラマンのベースとなっているだけに、貴重な作品だ。
この複製絵画は成田亨氏を尊敬する庵野秀明が企画したものであり、受注制作で販売される。


成田亨氏の複製海外がさりげなく展示されている。これがウルトラマンの原点だ。

会場では、円谷プロダクションが制作した特撮テレビドラマの怪獣ブースカも愛嬌たっぷりに出迎えてくれる。


怪獣ブース化が来場者を出迎えてくれる。

セブンガーなどの絵コンテも、さりげなく陳列されている。セブンガーは、帰ってきたウルトラマンが、変身能力を失ったモロボシ・ダン(ウルトラセブン)に届けたロボット怪獣だ。
ウルトラマンレオで初めて登場し、最新版のウルトラマンZでは世界初の対怪獣ロボット(特空機1号)として姿を現した。


セブンガーの貴重な絵コンテ。特撮ドラマに登場するセブンガーに比べ、顔が微妙に小さい。

ウルトラマンの撮影には、3種類のマスクが使われている。
ウルトラマンは当初、話す設定であったため、Aタイプのマスクは口元が動くように、柔軟性のある素材で作られていた。
しかし撮影が進むにつれ、口元のしわが目立つようになったので、第14話から軽量で強度の高い繊維強化プラスチック(FRP)のBタイプに変更された。

さらに撮影の後期にウルトラマンのスーツを作る直す際、目元や口元のバランスを調整したCタイプとなり、第30話以降で使われた。

ウルトラマンはマスクひとつとってみても、展示会の面白さがある。


中央がAタイプ、左上がBタイプ、右上がCタイプ。口元が微妙に違うのがわかる。

ウルトラマンレオで使用されたウルトラマンレオスーツも展示されていた。昭和のウルトラマンシリーズで使用されたスーツは素材の劣化が進み、現存するものはごくわずかだそう。

展示品は貴重な当時の姿を保存するため、スーツを補強して胸像化したものを展示している。経年劣化でウレタンが崩れてしまうため、再度型取りをするか、こうして補強・固定するしか保存の方法はないそうだ。


左がウルトラマンレオに登場する隊員の衣装、右がウルトラマレオ。

歴代のウルトラマンが一堂に会したブースは壮観だ。
ウルトラマンからはじまり、最新のウルトラマンであるウルトラマンZまで、凜々しいポーズで勢揃いしている。


歴代のウルトラマンが勢ぞろい。中央は「帰ってきたウルトラマン」だ。

ウルトラマンタロウ、ウルトラマンAと一緒に記念撮影を撮れる場所も用意されている。
インスタ映えもするので、ファンには嬉しいスポットだ。


左がウルトラマンタロウ、右がウルトラマンA。ヒーローと一緒に撮影が楽しめる。


開催概要
名称:「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」
会期:2020年9月5日(土)〜2020年10月18日(日)
会場:東京ドームシティ Gallery AaMo(東京都文京区後楽1-3-61)
営業時間:平日 12:00-20:00/土日祝 10:00-19:00 ※最終入場は、閉場30分前まで
主催:特撮のDNA製作委員会/株式会社イーステージ
問い合わせ先:help@cs-center.info
公式サイトURL:https://www.tokusatsu-dna.com/statics/ultraman

©円谷プロ
©円谷プロ ©ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
©円谷プロ ©Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi ©ULTRAMAN製作委員会


ウルトラマンシリーズは昭和から平成、そして令和へと、時を超えて愛されている特撮ドラマだ。子どもの頃にウルトラマンに夢中になった人も多いだろう。「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」は2020年10月18日まで公開されている。ウルトラマンだけでなく、ミラーマンやグリッドマンといった円谷プロの特撮ヒーローにも出会える。ウルトラマンファンはもちろんのこと、特撮ファンなら一度は足を運んでみるとよいだろう。

特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy


ITライフハック 関口哲司