九州に最接近した台風10号の影響で、大規模な停電が発生している。九州・沖縄の全県で停電しており、きょう7日(2020年9月)午前6時現在で計約47万6000戸にのぼっている。特に被害が大きいのは鹿児島県の約26万2000戸だ。

鹿児島市内の避難所に指定されていた小学校の体育館から中継した加守哲朗アナウンサーは「この避難所は昨夜から停電し、現在も復旧していません。避難所で過ごした方は、自宅から持ってきた簡易ライトであたりを照らし、うちわであおいで暑さをしのいだということです」と伝えた。また、鹿児島県内の女性は「モーニングショー」の取材に対し、「エアコンが使えず、窓も閉め切り、暑くて熱中症が心配です」と話していた。

電線への倒木で復旧に時間がかかる?今回は大丈夫か?

台風による停電被害といえば、昨年9月(2019年)に千葉県内の約64万戸が停電した台風15号が記憶に新しい。復旧まで時間がかかった原因の1つは、送電線に倒木がかかった場合に安全上の理由で電力会社の立ち合う必要があり、自衛隊だけでは作業が進まないという背景があった。元東京電力社員で国際環境経済研究所の竹内純子理事によると、「昨年(2019年)の千葉の台風被害の教訓をもとに、今回は全国の電力会社から事前に九州への応援態勢がとられています」という。

防災システム研究所の山村武彦所長「電気がとまると、駐車場から車が出せない、タンクレスのトイレを流せない、など様々な影響があります。在宅で人工呼吸や酸素療法をしている方々の安否確認もしてほしいと思っています」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「長期的にいうと、エネルギーの自給と同時に災害に強い街をつくるという意味で、自分の家で発電したり電気自動車を活用したりして、電力システムを変える必要があると思います」

司会の羽鳥慎一「台風は毎年この時期にやってきます。停電すると暑さとのたたかいになります。長期的なシステムの変化も必要です」