堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第1回

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スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3:00〜)のコラボ企画として、MCを務める堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』がスタート! 競馬の魅力や楽しさとともに、番組内でのこぼれ話や、堤アナが気になっているレースや競走馬の話など、興味深い"ウマ話"をお届けしていきます。第1回は、DAIGOさんがWIN5を的中させた、大興奮の出来事についての裏話と、"夏話"を語ってもらった――。


写真提供:フジテレビ

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、なかなか外に出られないまま、気がつけばもう9月。今年、夏らしいことって何かしたかな......。そんなことを感じています。

 私が担当している『みんなのKEIBA』も、例年なら夏競馬の開催期間中は、レースが開催される地方の競馬場から放送していました。でも、今年はどこにも行けずに、すべてお台場フジテレビからの放送でした。

 これから先も状況次第でどうなるかわかりませんし、感染拡大を防ぐことが第一ですが、寂しさもありますね。やっぱり競馬場の熱気だったり、空気感だったり、私たちが現場にいるからこそ画面を通して伝わることってあると思いますから。

 競馬場もお客さんが入っていないので、レース前のファンファーレが鳴っても、静かなスタンドに響くだけ。そういう様子に少し慣れてきてしまっているところもあるけれど、過去の映像などを見ると、ファンファーレとともにスタンドが大歓声に包まれて、場内が一体になっている。早くこういう雰囲気に戻ってほしいですね......。

 私も昨年は『みんなのKEIBA』チームで、新潟競馬場や福島競馬場へ連れて行っていただきました。すごく楽しかったし、それが夏の思い出にもなりました。何と言っても、新潟や福島は美味しい食べ物がたくさんありますからね(笑)。

 こうやって夏の思い出を振り返ると、来年はまた、現地から夏競馬をお届けできたらいいなって思います。

 今年の夏は、生で競馬を見られなかっただけでなく、花火を見ることも海に行ったりすることもできませんでした。あまり外に出ることができず、ストレスがたまったり、気持ちが落ち込んだり。そこで私は、せっかくの夏なので「何かしたいな」と思い立ち......、最近、インターネットで家庭用のプールを購入しました!

 プールと言っても、子どもが水遊びするような、大人ひとりがギリギリ座れるくらいのものですよ。それを、ベランダに配置。プールだけだと寂しいので、ハワイの海が描かれたタペストリーと、ハイビスカスの造花も一緒に買いました。

 タペストリーはプールの脇にかけて、ハイビスカスは水に浮かべて、頭にもつけちゃったりして(笑)。スマホでハワイアンミュージックをかけ、グアバジュースを飲みながら、プールに入っています。

 自分の家で、誰にも迷惑をかけず、海外気分を味わえる。これが意外といいリフレッシュになるんです。我ながら、名案だなと思いました。

 本当はベランダに砂も敷きたかったんですけど......、さすがに親からクレームがきそうだったので我慢しました。それでも、足もとには砂浜がある体(てい)で、大人の水遊びを小さなベランダで楽しんでいます(笑)。

 こうやって工夫すれば、制限されたなかでも、新しい楽しみは見つかるもの。自分なりの楽しみをあれこれと模索して、わずかながらも夏を満喫していました。

 9月になってもまだまだ残暑が厳しいと思うので、もう少しの間はMyプールで楽しめそうです。昼間の暑いなか、"ハワイの海"を眺めながら、ビールなんか飲んだら最高でしょうね。アサイーボウルを食べながら、っていうのもいいかな。

 この夏は、『みんなのKEIBA』でもいろいろなことがありました。

 まずは、DAIGOさんのWIN5的中です。

 実は打ち合わせの時にDAIGOさんがチャレンジされていることを知って、対象レースがひとつ終わるごとに、佐野(瑞樹アナウンサー)さんとふたりで、DAIGOさんに「どうでしたか?」って聞いていたのですが、何と4レース目まで見事に的中しているとのこと。

 そして、いよいよ最後の5レース目、アイビスサマーダッシュ(7月26日/新潟・芝1000m)を迎えました。

 レース直前、「どの馬を買っているんですか?」と聞いてはみたものの、「怖くて言えない」とDAIGOさん。なので、私も「DAIGOさんの反応を見て察知しますね」とだけ言って、レースはスタートしました。

 レース中のDAIGOさんはというと......、私は4レース目まで当たっていることを知っていたので、そういう目で見てしまったこともあるかもしれませんが、何となくソワソワしている様子。

 いつもスタジオの中は、視聴者のみなさんと同じで、レース中はみんな、思わず声が出てしまったり、立ち上がったり、それぞれ自分が推している馬を応援するんですが、それまで静かだったDAIGOさんが、ゴールが近くなったところで「行けぇ〜!」って叫んだんです。

 そうしたら、レースが終わったあとに、隣でDAIGOさんがボソッと「取ったわ」って。みんな、「えっ、ホントですか?」って、オンエアー中に大騒ぎでした。

 私だけでなく、周りのみんなも「身近で当たった人を初めて見たよ」という妙なハイテンションになり、うれしくなって当日のオンエアーでも伝えることになりました。番組が終わったあとも、スタジオはかなり盛り上がっていましたね。

 払戻金額は、なんと81万6800円! すごいですよね。さらに「DAIGOさん、素敵だな」と思ったのは、そのあとです。

 DAIGOさんは「今はこういう時期ですけど、落ち着いたらみんなでご飯でも行きましょう」と言ってくれて。私だったら、もし当たっても「半分くらいは貯金して、あとは何を買おうかな」って考えてしまうでしょうね、きっと。マッサージとか、整体とかに行って、あとは洋服を買ったり。それで、残った分を「みんなで」って考えると思うんですけど(笑)、さすが、DAIGOさんです。

 今年の夏競馬で印象的なレースをひとつ挙げるとしたら、小倉記念ですね。3連単の配当が137万4190円。とにかく大荒れでしたから、すごく印象に残っています。

 私はこのとき、自分の名前が「れいみ」でイニシャルが「R」なので、アールスターが何となく気になって応援していました。そうしたら、なんと1着! 先頭でゴールインしたときは、「本当に来ちゃった!」ってビックリでした。アールスターは単勝10番人気でしたし、他に強い馬がたくさんいましたからね。

 2着に入った6番人気のサトノガーネットも印象的でした。松山弘平ジョッキーが乗っていた馬です。

 細江純子さんも、「松山ジョッキーはうまく騎乗していて、馬の本来の力や秘めた力を引き出している。今年はそういうレースが特に多い」とおっしゃっていました。もちろん、馬の力もありますが、松山ジョッキーの好騎乗があったからこその、馬の力なのかな、と。松山ジョッキーは、今年すごく調子がいいので、応援する馬を選ぶとき、つい注目して見てしまいます。

 3着に入ったアウトライアーズも13番人気だったのですが、細江さんがこのレースの本命に挙げていた馬。結果、本当に3着に来たので、「細江さん、すごい!」って、改めて尊敬してしまいました。

 井崎(脩五郎)先生が本命に推していたアメリカズカップも、しんがり(14番)人気だったのに4着。おふたりの予想した人気薄の馬が3着、4着に入って、掲示板に2頭も載りましたからね。同じ出演者として誇らしい! 自分が予想したわけでもないのに、勝手にそう思っていました(笑)。

 井崎先生は電話によるリモート出演なので、もし予想が当たっていたとしてもどんな表情をされているのか、見ることはできません。でも、当たったときのうれしそうな表情は......、ちゃんと頭に思い浮かびますよ。Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」