◆小倉2歳Sで狙える馬は?>

厳選!2歳馬情報局(2020年版)
第14回:エイスオーシャン

 6月からスタートした2歳戦も、はや3カ月が経過。これまでに数多くの期待馬がデビューしてきたが、これからも話題の良血馬や評判馬が続々と登場する予定だ。

 栗東トレセンの池江泰寿厩舎に所属するエイスオーシャン(牡2歳/父ディープインパクト)も、その1頭である。

 同馬の母はゴールデンドックエー。GIラスヴィルヘネスS(アメリカ・オールウェザー1600m)を制するなど、アメリカの重賞戦線で好走を重ねてきたトップクラスの牝馬だ。


エイスオーシャンの兄、アルバートドック

 彼女は現役引退後、繁殖牝馬となってからも有力馬を送り出している。そのうち、2012年に生んだアルバートドック(牡/父ディープインパクト)は、重賞ウイナーとなった。

 同馬は、3歳時にオープン特別の白百合S(京都・芝1800m)を制覇。その後、重賞戦線で活躍し、古馬になってから、GIII小倉大賞典(小倉・芝1800m)、GIII七夕賞(福島・芝2000m)と、ふたつの重賞タイトルを手にした。

 2013年に生んだリライアブルエース(牡/ディープインパクト)も、オープン馬となっている。3歳春にデビューしたあと、着実に力をつけていって、5歳春にオープン入り。以降は重賞戦線で奮闘し、GIII中京記念(中京・芝1600m)では3着という結果を残した。結局、重賞制覇は果たせなかったものの、オープン特別で勝ち星を挙げるなど、一定の力は示した。

 海外GI馬の母を持ち、これら兄たちの活躍もあって、デビュー前から注目されているエイスオーシャン。同馬に対して、厩舎スタッフはどんな感触をつかんでいるのか。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「池江調教師やスタッフに話を聞くと、エイスオーシャンはここに来て動きの良化が見られ、『調教を重ねて、徐々によくなってきた』とスタッフ。まだ、体を持て余している部分はあるものの、池江調教師は『血統もいいし、ゆくゆく走ってきそう』と話していました」

 なお、エイスオーシャンの脚質や適性距離について、スタッフは次のように語っているという。トラックマンが続ける。

「スタッフの見立てでは、エイスオーシャンは『フットワークの大きな馬で、スパッと切れる瞬発力系というよりは、長くいい脚を使うタイプではないか』とのこと。距離については、『ある程度長いほうがよさそう』と言っていました」

 初陣は9月6日の2歳新馬(小倉・芝1800m)。鞍上は武豊騎手が務める。 名手を背にして、エイスオーシャンはどんな走りを見せるのか、注目である。