3日(2020年9月)、JR東日本の深澤祐二社長が会見し、東京駅から100キロ圏内を走るほぼすべての路線で終電車の時間を来春から30分程度早めると発表した。

背景には、新型コロナの影響による利用者減少があり、終電後の保守点検業務を行う作業員の負担やコストを下げる狙いがある。夜の乗客が多い金曜夜などには終電前の臨時列車を増やすなどの対応をとるという。

街の声はさまざまだ。「不便になるが、早寝したりして対応する」「飲みたいけど帰れなくなっちゃいますね」「タクシー代が困る。電車なら500円なのにタクシーだと5000円」など。「お客さんが増えてくれればいい」というタクシー運転手、「はしご酒が減る。2軒目の利用を狙う店には厳しい」という飲食店員もいる。実に広い業種に影響がありそうだ。

「終電ギリギリまで仕事する時代じゃなくなる?」

新潮社出版部長の中瀬ゆかり「私みたいに終電ギリギリまで仕事をして、遅くまで飲むような時代ではなくなっている。定期代をカットしてリモート化を進める企業もある」

小倉智昭キャスター「深夜に活動する人もいる。社会の仕組みも変えていかないと弊害が出そうです」

元サッカー日本代表の鈴木啓太「テレワークへの流れはコロナ後も変わらないと思う。都市部ではなく、地元に帰って飲む流れになる」

JR東海は、現時点では終電の繰り上げを検討していないが、JR西日本では来春、近畿エリアの在来線主要区間の終電を10―30分ほど繰り上げる方針だ。

第一生命経済研究所の首席エコノミスト・永濱利廣氏は「人の動きが減るということは日本経済においては損失になる」と指摘している。