ダメ男にダマされ、借金とりに追われ、住むところを失い、就職も出来ず......。ズタボロになったヒロインが妖怪たちに助けられ、神社の境内になるシェアハウスに、妖怪たちと暮らすことになる、という、一見、悪ふざけかと思うようなお話。だが、これがすこぶる面白い。

妖怪たちと暮らすヒロイン・目黒澪を演じるのは小芝風花。これまでは人に嫌われることを極端に恐れ、他人の目ばかりを気にし、言いたいことも言えずにいたが、妖怪たちとの共同生活で、逞しく成長。小芝は「マッサージ探偵ジョー」(テレビ朝日)、「トクサツガガガ」(NHK)以来、コメディエンヌぶりを発揮、「美食探偵 明智五郎」でも、主演の中村倫也にもひけをとらない存在感を見せていた。今回も堂々の主演ぶりで、安心して見ることができる。

劇中で座敷童子が歌う「わらべ歌」は必聴!

澪を取り巻く妖怪たちがまた愉快で、お岩さんを松本まりか、酒呑童子を毎熊克哉、ぬらりひょんを大倉孝二、座敷童子を池谷のぶえと達者な役者が、のびのび楽しそうに妖怪を演じていて、そこも見どころ。澪にわからないよう、妖怪たちが会話するときはテレパシーを使うのだが、その際、ピスタチオ(漫才コンビ)並みに白目を剥くのが面白い。「今日から俺は!!」(日本テレビ)でも、賀来賢人や橋本環奈ら出演者が白目を剥く場面があったが、コントと白目は相性がいいのかもしれない?

いままで何人かゲスト妖怪も出てきたが第4話のアマビエを演じた片桐仁はビジュアルといい存在感といい最高でした。

澪が勤めることになった編集プロダクション「こんじゃくプロダクション」が手掛ける雑誌が「ムー」じゃなくて「マー」というところもツボ。

編プロの社長・原島響人(大東駿介)と恋愛モードに突入しそうな気配もあるが、そんなのはどーでもよくて、妖怪たちとの楽しいシェアハウス生活をいつまでも見ていたいような......。

劇中で歌われる座敷童子が歌う「わらべ歌」も必聴!(毎週土曜よる11時15分〜)

くろうさぎ