琴欧州関へ贈呈の化粧まわし。(撮影:徳永裕介)

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欧州連合(EU)が大相撲の大関・琴欧州に贈る化粧まわしのデザインコンテスト授賞式が24日、東京都千代田区の駐日欧州委員会代表部で行われた。

 コンテストには世界中から200以上の応募があり、最終的に岐阜県のデザイナー、藤木恭二さんと、東京都のイラストレーター、藤野優哉さんの作品を選出。2つの案を合わせて化粧まわしのデザインとした。

 寄贈する化粧まわしには「欧」の字を、虹をモチーフに7色で表現。周りをEUの旗と同じ12個の星で囲んだ。虹には日本と欧州の架け橋という意味を込めたという。

 授賞式で藤木さんは「若々しく力強い優しさを表現できたことがうれしい」、藤野さんは「デザインした星の輪が、日本と欧州の友好の象徴になれば、と思って作った」とあいさつ。自身5つ目の化粧まわしを手にする琴欧州関は「世界中からたくさんの応募があってびっくりした。とても素敵な化粧まわしです」と笑顔を見せていた。【了】