暑くて短い夏休み……特にどこも行けないまま終わった、というご家庭も多いのではないだろうか。例年なら体験型イベントが豊富でも、今年は中止や入場制限が多く、ホイホイ出歩きにくいご時世だ。代わりに、オンラインコンテンツや漫画やゲームなどの「インドアで文化的な(?)」な生活がメインとなったのでは。

さて、我が家の夏休みは8月中旬に終わってしまったが、先日夏のシメとして、「チコちゃんといっしょに課外授業『恐竜王を目指せ!わくわくライブ』」というオンライン・ライブを視聴した。恐竜LOVERの聖地、福井県立恐竜博物館の内部を、QuizKnock(クイズノック)ナビゲートのもと、研究員さんたちの解説が聞けるという大人も燃える企画である。


オンライン・ライブの時間は80分ほど。飽きっぽい子どもたちも引き付けるうまいつくりで、チコちゃんから出題される恐竜にまつわるクイズと、博物館の展示物に沿ったクイズと解説、そして野外恐竜博物館にて化石発掘体験をリアルタイムに行う様子の3本柱で展開する。

ご存知の方も多いだろうが、当博物館は映画『ドラえもん のび太の新恐竜』の学術監修をしている。そのため、この化石発掘現場は、映画に出てきた場所そのもの。劇中、ジャイアンが発掘したとある化石を、同じくクイズノックの山本氏も掘り当てたので、ウチの茶の間は「やってみたーい! 見つけたい!」で満場一致。化石は黒くてツヤツヤしていて、宝石みたいだ。そうか、アレならけっこうザクザクでるのかな?と期待は膨らむ。

一方、メインである恐竜クイズは、知識の量より推理力が問われた。

「化石が円を描くように(エビぞりになっているように)並んでいるのは なぜ?」
「戦う2体の化石は どのようにしてできた?[ベロキラプトル(肉食)VSプロトケラトプス(草食恐竜)]」


えーと、化石になっているということは……そこで死んじゃったということだから……、とブツブツ言っていると子どもたちものってくる。親子で真剣に答えを探すのは楽しいものだ。

研究員さんたちは、クイズの答えや展示された恐竜について丁寧に説明してくれる。専門的かつ知らなかった話がサラッと出てくるから、変わらないはずの過去の生物について、新しい発見があるなんて聞き逃せないのだ。

……聞き逃せないはずなんだけど、子どもたちが骨やらロボやらを見て興奮すると、各々が大音量で話しだすものだから、茶の間はライブ会場(音楽系)になった。ちょっと、静かに! 私は「植物食恐竜がどうとか」を知りたいの(見逃し配信アリ)!


実のところ、我が家でオンライン・ライブを見るのは初めて。子どもたちは「お話を静かに聞けない」タイプなので、リアルタイムに切り替わる話についていけないのでは……と予想していたのだが的中した。ライブに刺激されて、関係ない話が止まらない息子、「私の話も聞いて!」の娘、チャットでこの質問や感想を送れ、いやこっちが先だと喧嘩も始まる。

でもまあ、これも知的好奇心がかきたてられたということで、文化的で新しいテクノロジーの体験だといってしまおう。私たちの質問が読まれることはなかったけれど、同じような問いに答えてもらえるとうれしいし、ライブが終わるころに、チャットのコメントが3,000件を超えたのは、子どもたちにとって面白かったようだ。クイズ系のライブ配信はすごく盛り上がる。親子で新しい体験をした夏となった。

そして、チャットで多かった「実際に行ってみたい」という感想は、我が家も同じ。やはり、オンライン・ライブを見ると、実体験をしたくなる。のび太みたいに発掘したい! でも私はまず、ライブ中に聞こえなかった箇所を一人でチェックしてみます。

【関連リンク】
チコちゃんといっしょに課外授業「恐竜王を目指せ!わくわくライブ」
https://chicoissyo.com/live/kyoryu200829.html
(※見逃し配信は2020年9月13日(日)まで)

斎藤貴美子
コピーライター。得意分野は美容・ファッション。日本酒にハマり、Instagramの#SAKEISAWESOMEkimikoで日本酒の新しい切り口とコピーを思案中(日本語&つたない英語)。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。