最強のクレジットカードとは?  FPが指南「賢いクレカの使い方」

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2019年10月の消費税増税とともに始まったキャッシュレス・ポイント還元事業をきっかけにクレジットカードを使い始めた方も多いのではないでしょうか。

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キャッシュレス・ポイント還元事業は6月で終わってしまったものの、クレジットカードはカード独自のポイントも貯まり、利用明細で家計管理もできるので、ありがたいアイテムです。

そこであなたにピッタリの最強のクレジットカードとは?

クレジットカードの選び方から使うときの注意点、夫婦の家計管理の仕方、マイナポイントについてお伝えします。

1.ライフスタイルに合わせたクレジットカードを選ぼう

クレジットカードの魅力の一つはポイントが貯まるということだと思います。

そしてあなたのライフスタイルに合わせたカードを持つとポイントが貯まりやすくなります。

あなたは普段どのようなことにお金を使いますか?

クレジットカードは大きく分けて次のような発行会社に分類されます。

1. 銀行・信販系(三井住友カード、セゾンカードなど)

2. 航空・交通系(JALカード・ANAカード・VIEWカードなど)

3. ガソリン系(出光カード、ENEOSカードなど)

4. ネット・通信系(楽天カード・ヤフーカード・dカードなど)

5. 小売り・コンビニ系(イオンカード・セブンカード・エムアイカードなど)

例えば出張で飛行機にたくさん乗るならマイルが貯まるカードがいいですよね。

買い物で楽天市場を利用することが多いなら楽天カード、イオンが近くにあるのでイオンを利用するならイオンカード、車で移動が多い場合はガソリン系カード、キャリアがドコモの場合はdカードなど、クレジットカードはあなたのライフスタイルに合ったものを選びましょう。

2.クレジットカードは多くても3枚に絞る

ライフスタイルを考えたとき、1枚のカードに絞りきれない可能性もあると思います。

そんなときもなるべく3枚くらいに絞りたいものです。

何枚ものカードを持っていても年会費が無料でなければ金額が高額になってきますし、たくさんのカードを使いこなしているつもりでもポイントは分散されてしまいます。

なるべく集中させてポイントを貯めるように心がけましょう。

私は1. 航空系カード 2. dカード 3. 公共交通機関を利用するとき用に交通系カード(航空会社のマイルにも交換可能)の3枚を利用しています。

電車やバスに乗ってもマイルに交換できるというのは、帰省の際に飛行機を利用する我が家にとって、とても大きなポイントです。

また複数枚のカードを持つときは国際ブランドと言われる決済ブランドを違うものにすると使える場所が増えます。

5大国際ブランドは下記の通りです。

1. VISA(ビザ) 2. Mastercard(マスターカード)3. JCB(ジェーシービー)

4. AmericanExpress(アメックス)5. Diners Club(ダイナースクラブ)

その他にクレジットカードを選ぶときのポイントとしては

・年会費が無料

・ポイントの有効期限が無期限、または有効期限が長い

・旅行に頻繁に行く方は旅行傷害保険が自動付帯されている、空港のラウンジが使える

などがあります。

3.クレジットカードを使うときの注意点

クレジットカードはポイントが貯めることができるので、上手く使うことで家計にも潤いが出ると思います。その一方で、使うときの注意点としてもいくつかあげておきましょう。

使いすぎない

クレジットカードは商品を先にもらい、支払いはあとから請求されますので後払いになります。

よってローンの一種であることには変わりありません。手軽に使えますがそのことは忘れないようにしておいてください。

手数料がかからない支払い回数を選ぶ

ポイントが貯まっても手数料がかかって現金での支払い以上にお金を使うようでは意味がありません。

カードによっても異なりますが、手数料がかからない回数で支払いをしましょう。

リボルビング払いは利用しない

リボルビング払いは「リボ払い」とも言われ、毎月の支払額を一定の金額に固定して、金利とともに返済していくというものです。

1回払いや分割払いとの大きな違いは毎月の返済額が一定になるため、手もとにまとまったお金がなくても商品を手に入れることができます。

ただし利息が発生するためリボ払いを利用しすぎると自分がいくら使っているのかわからなくなることがあります。そ

のためリボ払いを利用するときは、総額であとどれくらい返さなければならないのか、そして利息の支払いにどれくらいのお金がかかっているのかを踏まえたうえで、慎重に利用しましょう。

4.夫婦での家計管理をしやすくするために

できるだけ現金での支出を少なくし、クレジットカードメインで支払いをしている我が家ですが、私は家族カードを利用しています。

家族カードはクレジットカード契約者(我が家の場合は夫)である本会員の家族に対して発行されるカードです。

例えば専業主婦や学生などの場合、クレジットカードを発行する際の審査に通らないこともありますが、家族カードであれば契約者の信用をもとにカードが発行されます。

他にも引き落とし口座が一つになるので家計管理がしやすい、ポイントやマイルが貯まりやすい、家族カードの年会費は同じ種類のカードを本人が申し込むよりも安くなることが多い、というメリットがあります。

デメリットとしては利用明細もまとめて記載されるため家族間の隠し事はできなくなるでしょう。

私はクレジットカードを使ったら、その分の現金を取り分けておくようにしています。

夫も使った分は家計管理をしている私へ返金するシステムです。そして請求書がきたら金額をチェックした後、引き落とし口座に入金するようにしています。そうすることで、お給料以上のお金を使うことを防いでいます。

このとき注意したいのはご主人が交通費等の会社の経費を一旦負担しているケースです。

家計と混合すると煩雑になるため、家計管理がしにくくなります。この場合はご主人に会社の経費専用のクレジットカードを作ってもらい、引き落とし口座も家計管理とは別の口座にするといいでしょう。

クレジットカードは借金の一種ではありますが、うまく使うことでポイント等のメリットを最大限利用することができる便利なアイテムです。

キャッシュレス・ポイント還元事業は2020年6月末で終了しましたが、次は2020年9月から2021年3月末日までの7カ月間、マイナポイント事業が実施されます。

これはマイナンバーカードやキャッシュレスの普及に向けた取り組みの1つです。

マイナンバーカードを取得した人はマイナポイント事業に参加しているキャッシュレス決済サービス(※)を1つ選択し、対象期間にそのキャッシュレス決済サービスを使ってチャージまたはお買い物をするとマイナポイントが付与されるというものです。(※キャッシュレス決済サービスとは電子マネー、QRコード決済、クレジットカードなどをさします)

選択したキャッシュレス決済サービスを使ってチャージまたはお買い物をした金額の25%分(金額の上限は2万円、マイナポイントとしては5,000円が上限)がポイント還元されます。

ポイント還元を受けるにはお申し込みが必要ですので、詳しくは総務省「マイナポイント」で検索してみてください。

使い方に気をつけつつ、ポイントの活用等の恩恵を受けられるよう、クレジットカードを上手に活用されることをお薦めします。

■串宮由紀子(くしみや・ゆきこ)

マネーサロンなないろ主宰/ファイナンシャルプランナー(AFP)/キッズマネーステーション認定講師/総合旅行業務取扱管理者

2013年、ママ達が気軽にお金について話す場を設けたく、マネーサロンなないろを立ち上げる。子育て中のママという立場から、ママと子ども達へお金についてわかりやすく伝授している。現在自分も2人の娘(中2、小5)にマネー教育を実践。