趣味はヨガや英会話、海外旅行…だから結婚できないの?婚活迷走女性の実態
婚活を始めてみたけれども、会いたいと思えるようないい男がいないと嘆く女性は多いです。高望みを自覚しつつ、年齢を重ねて焦り、妥協できなくなっていく女性はどうすればいいのかヒントをお伝えします。
「いい男がいない」と言っている女性が、いい女であることはほぼありません。
趣味はヨガ、英会話、海外旅行、カフェ巡り...あなたを選ぶメリットどこ?
こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
「婚活している男性って、いい男いないんですね」と言っている女性がおりました。あなたはどれだけのレベルなのと思いますが、多くの30代半ば前後の方は、まず自分が「おばさん」である自覚がごっそり欠落しているのです。
そして、もう一つ忘れていることがあります。
婚活をすると、ライバルが増えるのです。アプリや結婚相談所、婚活パーティーを利用すれば、自分より若い女性や自分と共通の趣味がある女性、美人やナイスバディーで思わず「会いたい!」と思う女性などと、あなたは比較されます。
そこで男性があなたを選ぶメリットって、どこにあるとお考えでしょうか?
「いい男がいない」と言っている女性がいい女であることは、ほぼありません。外見のことではなく、「面倒くさそう」「一緒にいてもつまらなそう」な雰囲気が漂っているのです。
彼女たちの婚活で使っているプロフィール、自己紹介文でよく書いている趣味はヨガ、海外旅行、英会話や料理教室といった習い事や、カフェ巡り、クラシック等です。ご本人は上品そう、清楚そうと良かれと思って書いているのかもしれませんけれど、それらの趣味を見て男性が「僕もヨガやっているから話があいそう」と思うかといえば、そうではありません。
逆に考えてみてください。男性の趣味で「パソコン」と書いている方がいたとして、それで会いたいと思いますか?
パソコンに詳しい人と結婚したら頼もしいシーンはあるかもしれませんが、だからと言ってたくさんの男性がいる中で、楽しい会話も想像できない男をわざわざ選ばないでしょう。
女性らしい趣味を盛り込むことでつまらない女になる
プロフィール文を見て、会いたいと思ったのはどの人ですか?一緒にいて楽しめそうかを考える際に、趣味は重要な判断材料のひとつ。
ある結婚相談所から、プロフィールになんの趣味が書かれているか集計した結果を見せていただいたことがあります。その時にヨガと書いている男性は、女性の10分の1もいませんでした。
ただ筋トレ、運動と書いている男性は多いのです。ここでちょっと相手が興味を持ちやすいように考えて、「ヨガが趣味です」⇒「体を動かすのが好き」とするだけでイメージは違います。
習い事も、女性は自分磨きをしているいいイメージをお持ちかもしれません。実家暮らしで料理教室に行っているなんて、お金で「家事している雰囲気」を買っているだけでしょう。
以前、キャリアコンサルタントの方から「非正規で未来が不安な女性って、なんとなく英語の勉強を始めることが多い。別に英語を使って転職しようとも思っていないのに」と聞いたことがあります。また、あるファイナンシャルプランナーから、「お金を貯められない女性に限って英語を勉強している。仕事で英語を使うわけじゃないんですよ」と聞いたこともあります。
婚活でも「英会話」と趣味に書いている女性が多く、不安になってしまうのです。何となく、努力している気分に浸って、英語の勉強が不安回避を兼ねた精神安定剤になっていませんか?
お仕事で英語を使うことがあって、英会話の勉強をしてTOEIC●点と目指しているならば「英会話」ではなく「資格取得の勉強」と書く方が、責任感をもって仕事をしている方にも見えるでしょう。
20代で若いなら、何を書いてもいいと思います。ただ、30代になったら婚活でもちゃんと頭を使いましょう。男女比で女性が圧倒的に多い趣味を書いても、男性から興味を持たれる可能性は低いと思ってください。
海外旅行は金がかかる女の代名詞
男性が引く女性の趣味は海外旅行、ワイン等です。特に海外旅行は要注意。もしかしたら、海外旅行のためにコツコツお金を貯めているかもしれませんし、海外旅行といっても手軽な韓国や台湾あたりなのかもしれません。
でもよく知らない女性の趣味は、そこまでの背景が分からないのです。まして、今はコロナの影響でしばらく海外旅行は難しいので、書かない方がいいでしょう。写真も海外旅行で撮った写真を使っているのならば、それは取り下げてください。
お出かけ好きの男性も多いのですが、男性は「旅行」「国内旅行」「日帰り旅行」「史跡巡り」と書くことが多いです。一方で女性は、「日帰り旅行」と書く方は少ないのです。結婚したら夫婦でお出かけしたいのならば「神社仏閣巡り」「美味しいお店探し」「日帰り旅行」など書くと、男性は興味持ちやすいですよ。
私もワインは好きなんです。居酒屋に行けばグラスワインより、ビールの方が高いことがほとんどですよね。でも、なぜか男性はワイン好きと言うと、「高いレストランに行きそう」「おしゃれなお店じゃないと喜ばなそう」と思い込みます。
女らしくないと思って封印しているところに魅力がある
女性の方と何回かお会いして話していくと、皆さま意外な一面や趣味をお持ちなんです。そこが魅力になる場合って多いのです。
例えば、漫画、アニメ好き。オタクは出さない方がいいのかなと良かれと思って隠す方がいるのですが、もはやオタクは個性として認知されていますし、オタク街コンなどは女性参加者の方が少ないそうです。隠さない方がいいでしょう。
ある女性はクルマの運転が好きで、一人で2〜3時間運転して出かけることもあったそうです。そのことを趣味に書いたら、プロフィールを見て会いたいと申し出てくれた男性がいたそうです。
一度も彼氏がいたことがないアラフォー女性で最近ご結婚された方がいるのですが、彼女は野球が好きでそれを全面に出して婚活しました。
アウトドア、マラソン、自転車、電車、資産運用、ラーメン、商店街散策、温泉好き、など何か当てはまるものあれば、そういうことが魅力になるかもしれませんよ。「女らしさ」にとらわれず自分を客観視してみましょう。
■プロフィール恋愛・婚活の賢人 菊乃
恋愛コンサルタント・婚活セミナー講師。山形県出身、静岡大学卒。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活ブログが人気になり2011年に出版し、恋愛コンサルタントとして独立。
著書は『あなたの「そこ」がもったいない。』他4冊。服装、メイク、会話、LINE添削などのサポートは何からやったらいいか分からない男女に好評。ブログは今も毎日更新。https://ameblo.jp/koakuma-mt/