ハリケーン「ローラ」 カテゴリ4でアメリカ本土上陸 記録的暴風雨か

2020/08/27 19:04 ウェザーニュース

日本時間の8月27日(木)15時頃(現地時間の同1時頃)、アメリカのルイジアナ州沿岸にハリケーン「ローラ(Laura)」が上陸しました。上陸時の中心気圧は938hPa、最大風速は65m/s(※1分間平均風速)とみられ、ハリケーンのクラスの中では上から2番目の「カテゴリ4」の勢力での上陸となりました。場所によっては最大瞬間風速70m/s超の突風が吹いているものと考えられます。この勢力でアメリカ本土に上陸することは稀で、現地では暴風雨や高潮による甚大な被害の発生が懸念されます。

「カトリーナ」超える勢力で上陸

ローラは上陸直前までメキシコ湾で発達を続け、ほぼ最大勢力のままルイジアナ州に上陸しました。ルイジアナ州に上陸したハリケーンでは2005年の「カトリーナ」が記憶に残りますが、甚大な被害をもたらしたカトリーナでも上陸時の勢力はカテゴリ3でした。今回はそれを上回る勢力で上陸したことになります。近年の日本を襲った台風と比較すると、昨年の台風19号(令和元年東日本台風)では上陸時の中心気圧は955hPa、最大風速は40m/s(※10分間平均風速)でした。また、一昨年近畿などで多くの被害が出た台風21号は、徳島県上陸時の中心気圧は950hPa、最大風速は45m/s(※10分間平均風速)でした。国際標準の10分間平均風速と、アメリカ式の1分間平均風速では厳密な比較はできないものの、おそらくローラはこれらの台風と同等かそれ以上の勢力で上陸したと考えられます。現地では暴風や大雨だけでなく、高潮などによる被害も発生している模様です。夜が明けてからも被害の全容が明らかになるのは時間がかかるかもしれません。