ジェイク・ギレンホール、2作目の主演ドラマは自分の人生を偽ったベストセラー作家を描く心理スリラー

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映画『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、最近はマーベル映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に出演したジェイク・ギレンホール。主に映画界で活躍する彼が2作目となるドラマ主演作を発表した。米Deadlineが報じている。

ジェイクが主演するドラマは、2019年2月に米New Yorkerに掲載されたイアン・パーカーによる記事「A Suspense Novelist's Trail of Deceptions」を映像化する心理スリラー。

その記事は、A・J・フィンという名前で小説「The Woman in the Window」を出版したダン・マロリーの複雑な人生を描く。マロリーは英オックスフォード大学で博士号を取得と経歴を詐称。さらに脳腫瘍患者と偽り、母親をがんで亡くし、兄弟が自殺したと自分の人生を捏造したと伝えられている。

「The Woman in the Window」はA・J・フィンのデビュー作でありながら、New York Timesのベストセラーリスト初登場1位となった作品。現在、『バイス』『KIZU−傷−』エイミー・アダムス主演で映画化も進行中だ。

脚本・監督は、サラ・ジェシカ・パーカー主演の『Divorce/ディボース』やヒップホップ業界を描く『アトランタ』でエピソード監督を務めたジャニツァ・ブラヴォが務める。

ジェイクはA・J・フィンことダン・マロリーを演じる。また主演するだけでなくブラヴォと記事を執筆したパーカー、その他リーヴァ・マーカー(『ワイルドライフ』)、ミーガン・エリソン(『スキャンダル』)、スー・ネイグル(『プロット・アゲンスト・アメリカ』)、サミー・シアー(『ゴールデン・リバー』)らと共に製作総指揮を担う。

映画界を拠点に活躍しているジェイクは、昨年米HBOの新作リミテッドシリーズ『Lake Success(原題)』で初主演することを発表。同作は2018年に出版されたゲイリー・シュタインガートの同名小説のドラマ化となり、自分の家族と過去を捨てたナルシスト的で自己欺瞞に満ちたヘッジファンドマネージャーのバリー・コーエンを演じる。

これまでドラマシリーズには、クライムドラマ『ホミサイド/殺人捜査課』やコメディドラマ『Inside Amy Schumer(原題)』にゲスト出演したことがあるのみ。ドラマ界に進出するジェイクに今後も注目だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェイク・ギレンホール (c)NYKC